エンジンオイル経済学 

From:関谷はやと

このメルマガでも、
たびたびお話ししてるのが、
トヨタが今年5月から実施する予定の
『全モデル併売化』で、

その第1弾として注目されているのが、
エンジン排気量1000ccクラスの
コンパクト・ハッチバック
『ヤリス』というモデル、

ちなみにヤリスというのは、
日本では『ヴィッツ』というモデル名で、
それまではコンパクトカーが、
特定の購入層に限られていたものを、
一気にメジャーへと押し上げた車・・
じゃないかと僕は評価しています。

ただ、トヨタが
全モデル併売化に向かっている理由は、
日本国内の販売事情ばかりじゃなく、

同じモデル名の車なのに
日本向けモデルと海外向けモデル、
という具合に、仕向け地によって
作り分けられていたボディサイズを
共通化することで生産コストを抑え、
収益性を高めようという目的もあり、

実は全車種併売化するというのも、
その一環で行われることなんですよね〜

話を戻します・・

そのヤリスなんですが、
エンジン車とハイブリッド車
(HV)の設定があり、
特に燃費性能と環境性能が優れているHVには、
特別なエンジンオイルが採用されるそうです。

そこで、どう特別なのかというと・・

従来のエンジンオイルと比べて
粘り気がほとんどない、
(数値にすると1/2〜1/3)
サラサラのエンジンオイルなんです。

ちなみに、
エンジンオイルに、なぜ粘り気
(粘度といいます)があるのかというと、
エンジン内部で金属部品同士が触れ合う時の
衝撃を和らげる『クッション』みたいな
役割をしてるからで、

そこから粘度を無くしてしまうと、
『衝撃音』つまり騒音の原因となります。

しかし、その反面

エンジンオイルに粘度がある
ということは、
エンジン内の部品が動く時の
抵抗にもなるため
『燃費』に影響するんですね〜

その相反する条件をクリアしたのは、
トヨタばかりじゃなく
エンジンオイルに関する技術力が
上がったのは言うまでもありませんが・・

ただ、このまま
エンジンの性能を追求するあまり、
エンジンオイルに要求される粘度が
もっとサラサラになってしまうと?

エンジン内部の金属部品が
エンジンオイルに触れただけで、
勝手に動いてしまうという現象、

いわゆる『マイナス粘度』になるのかと・・

これって、
お金を発行している日本銀行(日銀)が
民間銀行に対して、
利息が受け取れる国債ばかり買ってると
反対に国債から利息を取るぞ!
という『マイナス金利』に
何となく似てるなあと・・(笑)

もしかすると
エンジンの開発技術も行きつくところに
達しようとしてるのかも知れませんね〜

関谷はやと

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