ヤフオク！　

From：関谷はやと

インターネット環境が
身近で手軽になったことで、
モノ（品物）の売り買いや流通方法も
大きく変わりました。

その立役者となったのは
『ネット通販』や『ネットオークション』が、
世の中に浸透したことでしょうね。

また別の言い方をすれば、
内容や数量・価格といった『モノの情報』も
たちどころに分かるようになったとも言えます。

その結果、以前なら
専門の知識やルートを持ってなければ
まず成立しなかった
『中古品の取引』においても、

今ではスマートフォンさえ持っていれば
いつでも誰でも『オークション』のような方法で
取り引きができるようになりました。

ところが中古品の取引が、
あまりにも簡単にできてしまう現在では、
程度や状態の良否など、
もともと様々なレベルがあるはずの
中古品に対する認識が
あまりにも無防備というか、

中古品だから・・という割り切りの
できない人が増えたことも事実です。

そこで
ネットオークションの大手『ヤフオク！』は、

家電やスマホ、
パソコンといった商品に限りますが、

中古品をオークションで落札し、
安く手に入れたのはいいけど、
使っているうちに、
もし壊れてしまったらどうしよう？といった

中古品にはどうしても付きまとう
『不安』を解消するため、

損保会社大手の
『三井住友海上火災保険』と協力して、
『ヤフオク！修理保険』を導入しました。

どんな保険なのかというと、
保険期間３ヶ月、３００円からという、
負担に感じない程度の保険料から加入でき

落札金額や保険料にもよりますが、
壊れた時の補償は、
最大で修理代の全額もしくは
家電製品なら５万円、
スマホなら２万円までが上限という
驚きの保険なんですね〜

ちなみに、
僕が携わっている中古車市場にも
『壊れた時の補償』をメインにした
保険のようなシステムがあるんですが、

ただ現実的には、
補償を受けるための制約が多くて
なかなか適用してくれないとか、

買った車の金額と比較して、
補償料があまりにも割高だったりと・・

なので、
これなんて補償システムそのものが、
買ってくれたお客さんに、
後々安心してもらうためのものじゃなく、

単に販売する側の収益要素じゃないの！？
みたいなケースに
なってしまってるのが現状なんです・・

しかし、それには理由があって、

以前のユーザーがどんな乗り方をしてたのか、
また落札された後にだって、
どんな乗り方をされるか分からないという、

しかも、落札された中古車の中には
メーカーの保証期間が
過ぎてしまった年式の車もあるので、

そういった状況で補償をするとなると、
かなりのリスクを見込んでおく必要が
あるからなんですよね〜

ところが！
常時出品数６４８０万品を誇る
ヤフオク！なら、そのうちの家電製品が
仮に５％あったとしても３２４万品、

さらに、そのうち２０％の落札者が
３００円の保険に加入してくれれば・・

３２４万品×２０％×３００円で、

保険料にして１億９４４０万円となり、
これを補償に充てれば、
十分採算が取れるビジネスモデルで、
しかも世の中のニーズに応えていますよね。

しかも保険加入者数が２０％よりも
さらに上がっていけば・・？

さすが損害保険の専門家、
目の付けどころがとてもイイですね〜！

関谷はやと

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