今度はバッテリーです!
From:関谷はやと
先日のメルマガでは、
冬用タイヤの
『スタッドレスタイヤ』について
あなたにお話ししましたが、
今回は、
冬用タイヤと同じかそれ以上に大切な
『バッテリー』について
お話ししたいと思います。
その前に、
バッテリーがどれだけ大切かというと、
ロードサービスを運営している
JAFの出動件数を見ても、
『バッテリー上がり』が
常に上位にランクインしており、
特に冬場なんて、
2位を倍以上引き離すほどの件数
となってるんですよ(驚)
ちなみに、
ガソリンで走るエンジン車の場合、
エンジンを始動させるためには、
まず『セルモーター』と呼ばれる
強力なモーターで、エンジンの回転に
勢いをつけた状態で始動させますが、
その際にバッテリーが必要となります。
そして、
自動車がどれだけ高性能に進化しても
エンジン車の場合、この始動方法だけは
現在でも変わってません・・
ところが・・
その昔、今から60年以上も前、
三栄自動車に在籍している
ベテランスタッフの方々が、
まだ『初心者・見習い』だった頃には、
セルモーターの代わりに、
『クランク棒』というL字型の鋼鉄製の棒で
エンジンを手回し始動してたそうです(驚)
前置きはこのくらいにして・・
まあ、そのくらい車にとって大切な
バッテリーなんですが・・
いつもこのメルマガを読んでくれている
あなたなら、
『冬場にバッテリーが上がりやすい』
というのは知ってるはず・・ですよね?(苦笑)
そこで、
もう一歩踏み込んで、
『じゃあ何で冬場に多いの?』
となるんですけど・・
これには大きく3つの理由があります。
まず冬場は寒い=気温が低いという、
『周辺環境』にあります。
気温が低いと、エンジン内部にある
エンジンオイルが冷やされるため
オイル自体の粘度が硬くなります。
すると、
オイルが抵抗となって、
温暖なときと比べると、
エンジンを回す力も重たく(回りにくく)なり、
そのエンジンを始動させるためには、
より多くの電力が必要となるので、
バッテリーに負担がかかり、
結果としてバッテリーの性能が低下します。
2つ目は『使用環境』です。
冬場は暗くなるのが早いため、
ヘッドライト等の点灯時間も長くなります。
また寒いと、ヒーターなどの暖房を使いますが、
これらは全てバッテリーの電力を消費します。
そして3つ目は
『バッテリーの構造』です。
車に搭載されているバッテリーは、
主に鉛という金属と希硫酸という液体で
構成されていて、
これらが化学反応することによって
電気を発生させています。
ところが、、
気温が低くなる冬場には
『化学反応』そのもののスピードが遅くなり、
結果として発生する電力が低くなるんです・・
つまり、寒くなると体が動きにくくなて
パフォーマンスが落てしまうという・・
何だか僕たち人間みたいですね〜(笑)
という訳で、冬場には、
こういった現象の繰り返しが多くなるため、
バッテリーが上がりやすいんです。
関谷はやと
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