車の中で最も便利な機能 

From:関谷はやと

インターネットや
スマートフォンに代表されるように
世の中に便利なものが登場すると、
あっという間に広まりますよね。

実は車にも様々な
『便利なもの(機能)』が年々追加され、
そのせいで車の取扱い説明書(取説)は、
普及間もない頃の携帯電話の取説のように、

厚さ3センチはあろうかという、
超分厚い冊子になってるんです!(驚)

そんな取説なので、
最初から最後まで読む人の方が
圧倒的に少なく、
車に何か気になることが発生して初めて
取説を手にする人も多いのが現状です。

でもまあ、裏を返せば、
そんな分厚い取説など読まずとも、
とりあえず乗れてしまうのが、
今の車なんですが、、

ただ、せっかくの便利な機能を
使わないまま乗り続けるっていうのも、
個人的には何だか
もったいない気がします・・

そんな中で、
便利さの代表選手といえば、
何といっても操作ひとつで
全てのドアキーを作動させてくれる
『集中ドアロック』じゃないかと思います。

というのも、
どれだけ車が電動化されようが
運転が自動化されようが、

人が車に乗るためには
絶対にドアが必要ですよね。

しかも、
ドライバー1人だけならまだしも、
例えば乗車定員4名の4ドア車に
4人がそれぞれ乗り込もうとしたとき、

もし『集中ドアロック』がなかったら、
1枚ずつドアロックを
開錠しなくちゃいけません。

これが軽自動車や
コンパクトカーのサイズだったら、
運転席に座った状態からでも手が届きますが、

これが大きなサイズの車になると、
身体を乗り出した上にひねりを加えるという、
まさに体操選手のような体勢で、
ドアロックを開錠しなくちゃいけません。

これってどう考えてもストレスですよね・・

そこで考え出されたアイデアが、
『集中ドアロック』になったのは
いまお話しした通りです。

ところで、
この集中ドアロックって、
一体いつ頃、どこの自動車メーカーが
最初に採用したんでしょうか?

実はまだ
よく調べてないので分かりませんが・・

ただ今から30年ほど前に
僕が車のメンテナンスを習い始めた当時、
もっとも印象的だったのが、

国産車は電気式のドアロックが主流で、
ヨーロッパ車は、
『バキューム式』と呼ばれる
掃除機のように吸い込む力を利用して
ドアロックを作動させるタイプでした。

僕が想像するに、このタイプの違いは、
ドアロックの構造の違いからくるもので、

治安のよい日本では、
ヨーロッパ車ほど頑丈な作りの
ドアロックが必要じゃなかったのに対し、

ヨーロッパの場合は、
日本車と同じタイプじゃダメで、
頑丈な作りのドアロックを
電気式で作動させようとすると、

どうしても
大きなモーターや配線類を必要とします。

すると、
それだけ車重が重たくなるし、
コストもかかるし
バッテリーの電気消費量も増えます。

なので当時の技術背景から察すると、
少ない力で大きな作動力を得られる
バキューム式が採用されたんだろうと・・

ところが、このバキューム式って、
掃除機と同じでホースを長くすると
吸い込む力が弱くなるように、

各ドアに張り巡らされてる
ホースの長さによって、わずかですが、
ドアロックの作動するタイミングにも
時間差が生じるんですね〜

特にドアキーを開錠するときなんて、
窓下に設けられてる
『ドアロック・ノブ(ツマミ)』
の飛び出し具合が、

土から伸びてくる作物の芽に似ていて、
出来のいいのと、そうじゃないのとを
見比べてるみたいで、
思わず笑ってしまいますが・・

技術が進化した現在の車には、
もう、そういう意図せずして
生き物的な動きをする箇所が
ほとんど無くなってしまったのは、
ある意味残念なところですね〜(笑)

関谷はやと

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