おこし論争が再燃!
From:関谷はやと
先日、ウチのスタッフが
『雷おこし』という
昔ながらの米菓子を持ってきてまして、
それを皆で食べながら、
『そういや・・雷おこしと岩おこしって、
どっちがどっちかの区別がつきにくいけど、
産地が東京と大阪との違いからくる
呼び名以外に、何か他に
決め手になるものがあるんやろうか?』
という話題になったんです・・
そこですぐスマホで調べてみると・・
(こういう時はとても便利ですね。笑)
『雷おこし』の方は
東京の名物菓子の一つで、
作ってたお菓子屋さんが浅草にある
『雷門』の隣にお店を構えてたことから、
その名前になったそうです・・
一方の『岩おこし』は大阪名物として、
僕も子供のころから知ってましたが、
ハッキリ言って、
何がどう違うんだ?なんて、
そんな真剣に考えたこともなかったんで、
この素朴な疑問は
急所を突かれたような感じです・・
そこで、まず原材料から見ていくと、
両者ともお米には違いないんですが、
『雷おこし』の方は、
米粒を蒸したものをさらに炒って、
膨らませた状態にした上で
砂糖や水あめを絡めて練り混ぜたもの、
となってました。
そして『岩おこし』は、
米を細かく砕いたものに、
砂糖、水あめそれに生姜(しょうが)や
ゴマなどを混ぜて『固めたもの』でした。
この『固めたもの』というのが意外と重要で、
たしかに岩おこしを食べようとすると、
『歯が折れるんやないか?驚』と思うくらい
固いのがありますよね。
でも実はあれ、
わざと思いっきり固めてあるそうです。
なので、岩のように固い食感から、
『岩おこし』と呼ばれてるんだと・・
などと調べていくうち、
もう一つ『粟おこし』というのが
横からやって来て、
せっかく僕らの中で整理できてた
『おこし論争』が再燃したんですね〜(笑)
まあ、
ここまで来たら2つでも3つでも、
あまり変わらないので(笑)
それなら『粟おこし』も・・
そう思って調べていくと、
『粟おこし』の方は製法こそ
雷おこしや岩おこしとほとんど一緒ですが、
原材料が『お米』じゃなく、
もっと小さな『粟(あわ)の実』を
使ってたので『粟おこし』になったんだと・・
さらに、そこで分かったのは、
雷おこしや岩おこしよりも
はるかに古くから食べられてたそうで、
(一説には奈良時代から)
昔はお米がお金と同等で高価だったので、
当時、お米よりもポピュラーだった
(庶民は粟しか口にできなかったため)
『粟』が用いられたんだとか・・
その後(1600年代)
大阪が商業の中心となった頃から、
取引対象だった米と砂糖と水あめが、
一か所で手に入るようになり、
お米を使った『粟おこし』が
作られるようになったそうです。
ならば今度は、
雷おこしと岩おこしのどっちが古いのか!?
つまり東京と大阪とで
『おこし』の東西対決となるんですが・・(笑)
はっきりとした所説だけでいくと、
1795年に焼失した雷門の再建を機に
『おこし』という響きが縁起に良い、
ということで売り出された『雷おこし』よりも、
さらに100年ほどさかのぼった、
江戸時代中期頃が起源の
『岩おこし』の方が歴史的には古いようで、
大阪に軍配が上がります。
ちなみに、
『おこし』というのは、
穀物を加工して飴などで固めた
和菓子の一種なんだそうです・・
なので、この手のお菓子には
『○○おこし』と名付けられてるんですね。
いや〜何の意識も持たずに食べてたら、
大事なことを見過ごしてしまいますね〜(笑)
関谷はやと
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