新型タントから学ぶ組織づくり
From:関谷はやと
車業界向けの日刊紙によると、
軽自動車メーカーのダイハツから、
この7月に発売される
『新型タント』は、なんと、
ドライバーの眼球(!)の動きを制御して、
疲労を軽減させる『プラットフォーム(車体)』
になってるんだそうです・・(驚)
しかし、、眼球と疲労軽減って・・
何だかパソコン作業みたいですが(笑)
実はこれ車の振動(揺れ)を
抑えるとドライバーの視線が安定して
結果として運転時の疲労軽減につながる、
プラットホーム(車体)になってるというもの。
ちなみに振動って、車に限らず
物が動くと必ず発生しますよね。
まあそれが原因で同乗してる人が
『車酔い』するくらいですから、
ドライバーにとっても、
いくらハンドルを握ってるとはいえ、
『車が振動する』ということは、
疲労の大きな原因になってるんですね〜
とはいっても
各自動車メーカーだって従来から
車の振動を抑えることには取り組んでて、
例えばボディー剛性やサスペンション、
エンジンや変速機を支える
『マウント』と呼ばれるゴム部品のほか、
座席シートにいたるまで、
それぞれの個所に、
振動を抑える機能を持たせていたんです。
そんな背景もあって、
それぞれの個所を単体で見れば、
振動を抑える機能も抜群の性能を
発揮できるようになったんですが・・
ところが、、
今回ダイハツが改めて取り組むまで、
あまり注目されてこなかったのが、
『トータルバランス』という考え方でした。
つまり、
部品単体の性能や機能がいくら高くても、
その組み合わせ方が最適じゃないと、
本来の性能を発揮できない、
ということに気づいたんですね〜
それを解決したことで、
今回の新型タントは『目線が動く量』を
競合車と比較して、なんと約3割も
低減できたんだそうです!(驚)
しかも今どきの軽自動車って、
より質の高い機能や装備を
最大限盛り込みはするけれど、
コストはギリギリまで切り詰める
という手法で収益性を高めています。
そんな状況の中で、
最適な組み合わせを最優先に考える、
という風に発想を転換させることで、
ライバルより3割も先を行くのは、
ものすごいことだと思います。
言い換えれば、今まで
自分が開発する部品の性能を
上げることだけに気を取られるあまり、
本当の問題点
(車の振動を抑えること)が、
解決できてなかったとも言えます‥
そして、そうなった原因は、
総合力を上げて解決しようという
視点が欠けてたためです。
この記事を読んでいた僕は、
この考え方って車だけじゃなく、
自分たちの会社(つまり人)
にも応用できるやん!
というより、
色んな個性が存在してる組織こそ、
新型タントのように、
総合力が上がるようにしなくちゃ、
組織でやってる意味がないなあ・・と、
例えば、
優秀なセールスマンやメカニックを
何人揃えたところで、
それらがまとまりなく仕事をやってると、
最大でもセールスマンやメカニックの人数分を
合計した収益までにしかなりません。
ところが、
組織としての総合力を上げていれば?
その効果は計り知れませんよね〜
そのためには、
まず自分の役割が会社全体から見て、
どんな貢献をしてて、そのために
周囲の人たちがどう関わってくれてるのか?
それを知ろうとする気持ち、
意識がなくちゃ始まりません。
実は三栄自動車では今年の4月から
僕とスタッフとが1対1で行う
『個別面談』を始めたんですが、
改めて考えてみると、
ダイハツが新型タントを開発するのと、
ほぼ同じ発想からだったことに気づき、
すると、
仮に今すぐ効果が出ていなくても、
僕たちの取り組みは決して間違いじゃない
という確信が持てました。
車にしろ組織にしろ、
やはり、しっかりとした
プラットフォーム(基礎・土台)が
大事だということですね〜(笑)
関谷はやと
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