三栄自動車のストーリー
From:関谷はやと
平成から令和へと
時代が改まったこともあって、
ふと、自分の会社の歴史(ストーリー)を
振り返ってみたんです・・
昭和41年7月11日(1966)に
創業した三栄自動車は、ありがたいことに
今年で53年目を迎えることができました。
そこで今回のメルマガでは、
この53年間の間に
どんなことがあったのか?
というのを、僕が今まで、
創業者である父親をはじめ、
三栄自動車で頑張ってくれた先輩方や、
お客様から見聞きしたことを、
あなたにお話ししたいと思います。
まず、
中でも三栄自動車にとって
大きな転換点の一つとなったのは、
何といっても、
創業してから10年後の1976年に
『自動車リース業』を始めたことですね。
今でこそ、
特に法人車と呼ばれる
ビジネスユース向けの車には
『所有ではなく利用・使用』という、
ビジネスユース車本来の機能を求めた
『自動車リース』が取り入れられてますが、
当時は『車は購入して使うもの』
という概念が世の中を占めていました。
ただ、、車って、食べ物のように、
買ってすぐに消費し切るものじゃなく、
数年あるいはそれ以上の年月を
使い続けていく性格のものですよね。
すると、、
会社(ビジネス)で使う車の購入代金を、
例えば、総額を全10回に分けて
毎月支払います、なんて約束をしたとします。
ところが、
ビジネスには業績や資金繰りの良い時もあれば、
良くない時も当然訪れます・・
また時代は高度経済成長期、
ビジネスのネタはいくらでもあるのに、
資金が追い付かなくて設備投資ができない
なんてことも、結構あったそうです。
すると、、
『ああ、、あの時の購入代金が残ってれば・・』
なんてケースになるんですね〜
実際、僕の父親がまだ、
ある自動車販売店のセールスマン兼経理担当者
だった時代には、そういったケースで、
せっかく買ってもらった車を、
途中で購入代金が払えなくなって、
やむなく回収した、、というのを
かなり経験したそうです。
そこで、
ビジネス自体はうまくいってるのに
資金繰りが追い付かなくて困ってる会社が
ビジネスを続けられるようにするには、
どうすればいいだろうか?
そうやって考え出されたのが、
4年とか5年という長期間にわたって、
車を使いながら経費を払っていく、
『自動車リース』という方法だったんです。
先ほども、また以前にも
このメルマガでお話ししましたが、
そもそも当時は人々の間に
『自動車リース』という概念がない中で、
新しいビジネスを始めるというのは、
相当な困難を極めたようで、
まず、所轄官庁の担当者の人たちに、
『説明しながら許認可をもらう』という、
まあ、、どっちが指導する側なんや!?
みたいな状況が数年間続いたそうです。
そんな時代を経てきたことを考えたら、
これから先も、三栄自動車は
車に乗ってる人びとの役に立つには、
果たして何をするべきだろう・・
このテーマに沿うことが大切なんだと、
改めて身が引き締まりました。
関谷はやと
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