コマツが止めてコマッタ・・　

From：関谷はやと

松山市内のカフェにて。

冒頭からいきなりダジャレですいません（笑）
このタイトルに登場する『コマツ』というのは、
世界にその名が知られている建設機械メーカーの
『小松製作所』のことです。

もちろん日本の企業ですよ！

ちなみに社名にある小松とは、
創業者の名前じゃなく実は石川県の小松市（現）という
地名だったんですね〜

なので、
これがもし、僕の住んでいる松山市だったら
『松山製作所』になってたかも知れない・・
そんなことを考えてたら、
松山にも日本を代表する農機具メーカーの
『井関農機』がありました！（笑）

ただ、こちらは創業者の
『井関さん』が社名になってまして・・
まあ、こういうのは創業者の考え方なんで、
別に僕がとやかく言うことじゃないんですけどね。

話を戻します・・

今回話題になってるのは、
この『小松製作所（以下コマツ）』が現在、
防衛省に向けて開発・製造をしている
『自衛隊車両』の新規開発事業を
『もう止める』と発表したんです！

コマツによると、
膨大な開発費がかかる割には、
仕向け先が防衛省だけに限られるため、
建設機械のような他の事業と比べると採算性が悪い・・
というのが止める理由なんですが、

まあ、
製造してる企業がそう言ってるんだから、
こればかりは仕方ないでしょうね。

でも建設機械で、
世界シェア１、２を争うくらいのコマツは、
相当高い技術力を持ってるはずなんで、

そう考えると今回の決定は、
日本にとっても残念な話です。

実は自動車整備業界にも、これとよく似た話があって、
それが、大手リース会社からのメンテナンス委託を
採算性を理由にやめる所が出始めたことです。

ちなみに、
こういうミスマッチが発生した理由のひとつに、
大手リース会社同士による、
採算性を度外視した、し烈なシェア争いがあって、

それによる歪みが、
折からのメカニック不足もあって表面化したんだと・・

という訳で、

今後もこの傾向がずっと続くようなら、
メンテナンスの行き届いてない車が走るようになり、
そうなると故障やトラブルも頻繁に発生するので、

最終的には、安請け負いをしたリース会社と、
そこに発注したユーザー自身が困ることになります。

結局のところ、

いくらが適正価格なのか？を知っておくことが、
とても大切なんですよね〜

関谷はやと

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