英国ホンダ　

From：関谷はやと

『ホンダ英国工場閉鎖決定！』
昨日のこと、
衝撃的なニュースが世界中を駆け巡りました・・

ちなみに、この工場は、
今から３４年前の１９８５年に操業を始め、
ヨーロッパ市場向けの生産拠点として、
今では年間１５万台も作っている老舗工場です。

それが、
２年後の２０２１年に閉鎖ということで、、
その後は日本・アメリカ・中国の工場で作った車を
輸出する形で対応するんだとか。

まあ、いち企業の経営方針のことなんで、
色々と事情があるんでしょうけど、

ただ、
イギリスが『ＥＵから離脱します！』と、
宣言してる事も大きく影響してるはずだと、
ニュースでも解説されてましたが、

まあホンダとしては、
政治的な影響が及びそうな発言は、
やはり控えた方が賢明だと考えてか、

『たまたまタイミングが合っただけ・・』

とコメントするに留めてました。

つまり、
これ以上あまり追究しないでね・・
ってことなんだと思います。

話は変わりますが、

このメルマガでもたびたび、
僕が愛知県にある自動車製造メーカーで、
仕事をしてた時期があるのを話してますが、

そのころ実は僕も
『自動車生産ライン』で、
組立工として働いてたことがあるんですよ！

といっても、
正式に配属される前の『研修期間』だけですが、
それでも、

車を作るために朝から晩まで、

夜から朝までの２交代制をしながら、
ひたすら同じ作業を繰り返す、という経験をしました。

ちなみに、
僕がやってたのは、
車のボディーの塗装が終わって、
これから部品を組み付けていく前段階の
『防錆剤塗布』という作業でした。

そこで『ワックス』と呼ばれる
粘り気のある防錆剤が入ったスプレー缶で、

車種ごとに決められた数か所の部位に、
ワックスをスプレーするだけ・・
と聞けば簡単そうな作業なんですが、

ところが、、

なにしろ台数が多くて、
毎日３〜４００台もの車に
スプレーしなくちゃいけなかったので、
生産ライン上で作業できる時間は、
１台当たり、わずか数十秒！（驚）

しかも慣れない最初の頃は、
急いで作業してもギリギリですし、

おまけに、
スプレー缶を握る手の握力が
だんだんと無くなってくるので、
ノズルを押さえてもワックスが噴射されずに、

完成検査をしてる部署から『施工忘れ』だと、
あとで注意されることも時々ありましたね・・

でもこんな風に、

仕事というものに対して、
何の経験もないうちに、
自動車生産現場の一番最初の工程に
携わることができたのは、
僕にとって貴重な経験となり、

その後の仕事においても
肉体的に少々辛いことがあっても、

『何てことはないよ・・』

そう思えるようになったんで、
僕にとっては必要なことだったんでしょうね〜

そういう視点で今回のニュースを見ると、

工場が閉鎖されるのは経営方針だから・・
という理由だけでは割り切れない、
何とも複雑な気分がします。

関谷はやと

ＰＳ．明日２月２１日（木）は、
全国のブリヂストンタイヤ販売店が集まる会で
表彰を受けるため東京に行ってきます。
これも、三栄自動車でタイヤ交換をしてくれる
あなたのおかげです！ありがとうございます！

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