これぞ、つながる瞬間　

From：関谷はやと

草花や樹木といった植物を、
手入れをしたことがある人なら、
きっと一度くらいは、
こんな疑問を感じたことがあると思います。

それが、、
どうして野山に植わっている植物は、
庭木ほど手入れをしなくても、
病気や害虫に対して抵抗力があるんだろう・・

しかも、
雑草を抜いたりしなくても、
割と育ってくれるんですよね〜

まあ、植物など
あまり触った経験がない人には、
聞いてもらう程度で構いませんよ・・（笑）

そこで、、これを僕なりに
植物の手入れをしてきた経験から言うと、

ありきたりですが『自然の力の偉大さ』
に尽きるんじゃないかと思ってます。

思い出してみると、、

子供の頃に理科の授業で習った
『動物の食物連鎖』
というのがありましたが、、

実は植物の世界にも、
似たような作用があるんじゃないかと、
今さらながら思うんですね。

というのも、、
例えば小高い場所にある
公園なんかでもいいですけど、
山道のような場所を歩いてみると、

木が高く生い茂ってる所は、
足元にあまり雑草が生えてないんです。

その理由は、
誰かが除草剤をまいたり草刈りをして、
手入れしてる訳じゃなく、

もっとシンプルに、
木によって日光が遮られて、
地面まで届かず日あたりが悪いから、
雑草もあまり生えてこないんですね〜

ところが、、長い年月のうちには、
その生い茂った木も、やがて寿命を迎え、
枯れてしまします・・

すると今度は、

今まで日光を遮ってた木がないので、
その場所に新しい草木の芽が生えます。
しかも、枯れた木が肥料となって、
その芽が育っていくんですね〜

しかし、
以前、植木職人の方に聞いた話によると、

実はその際、地面の下の地中では、
新しい草木の根っこ同士で、
熾烈な生存競争を繰り広げているんだそうです。

つまり、
『植物の食物連鎖』（ダジャレじゃないですよ笑）
みたいな感じで、その場所と周囲に生えている
ほかの草木とのバランスが取れた植物だけが、
育つように出来てるんだと・・（驚）

ところで、
いまお話ししたこの植物のサイクルを
僕が身をもって知るまでは、

観光地や名所にある
庭園のような場所を見ても、

雑草など１本も生えてなく、
きれいに手入れされた庭園ほど、
良い庭なんだと思ってました・・

たしかに、
手入れには相当な労力が要りますしね・・

ところが、
それはそれで良い庭には違いないんですけど、、

それとは別の、
『植物の食物連鎖』をうまく取り入れて、

あえて自然のサイクルを、その場所だけでも
成り立つようにしてる庭の方が、
実は手入れも大変で奥が深いんじゃないかと・・
そう思うようになりました。

ちなみに、こういうのを
『さりげない』って表現しますよね。

それもそのはずで、
どんな漢字を引き当ててるのか調べてみると、
『然りげ無い』と書くそうです・・（驚）

この瞬間、子供の頃に習った、
理科と国語がつながりましたよ！（笑）

関谷はやと

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