重いテーマのはずなのに・・　

From：関谷はやと

このメルマガでも、
たびたび話題にしていますが、

今じゃほとんどの人が手にしている
『携帯端末』も、

以前のプッシュ式ボタンだったものから、
ボタンが消え、画面に触れるだけで、
操作できるようになりました。

そのため、

キーボード操作の苦手な人が増えた、

という予期せぬ現象も起きてますよね・・

ところで、、

パソコンやタブレットって、、

スマートフォンの画面よりも、
ちょっと大き目のものなら、
ｅブック（電子書籍）端末としても
使えるので便利です。

そのメリットは、なんといっても、
本を持ち歩くことなく、
何十冊、何百冊いやそれ以上の本を、
いつでも、どこででも、
自由に読めることでしょう。

とはいっても、
スマートフォンで
ｅブックを読んでる人だって、
もちろんいるんでしょうけど、

僕くらいの年齢になると、
あまり画面が小さくなってしまうと、
読みづらいんですよね〜(笑)

ところで、、
先日もあるタイトルをタブレットで読み終えて、
ついでに、その作者について調べてみようと、

そのまま検索をかけてみたんです・・

すると、検索結果の中に、
あるサイトが表示されてて、
『２０○○年○○月に死去』とありました。

まあ、その作者の方が、
すでに故人だということは、
あらかじめ知っていたので、
それには驚かなかったんですけど、

ただ、その情報を掲載していたのが、
『死去ネット』というサイトで、

さながら、
『ウィキペディアの死亡記事版』
みたいなシステムになってたんですね・・

例えば、
この作者さんのように、
すでに故人だったような場合だと、

僕と同じように検索した人から、
様々なコメントが寄せられてたり、
その方に関する新たな情報が、
次々と更新されていたり、

他には、
同じ日に亡くなられた方は誰だれ、
同じ年に生まれた方は誰だれがいます、

という具合に、
亡くなられた方の情報を、ひとつのサイトに集めた
『データバンク』のようになってたんですね〜

いや〜、
僕はこっちの方に驚きましたよ・・

これだけＩＴ化が進んでいくと、
普段のコミュニケーションにおいても、

人同士で会話をするとか、
他人と関わっていくことが、

以前（例えば僕が子供のころ）と比べて
ものすごく希薄になっています。

そうすることで、
人づきあいの中での余計な摩擦も、
たしかに減って、それはそれで
気楽に過ごせるんでしょうけど、

ところが人間って
『欲張り』なんでしょうか？

そういう状態になったらなったで、
逆に人間同士のより深い関わりを
求めたくなるんですね〜

でも、
これこそ人が持っている、
素晴らしい感情のひとつ
『共感』じゃないのかと思います。

『共感』がなければ、
どれだけ時代や科学が進んでも、
人間一人じゃ何もできない・・

そういったことに、世の中全体が、
無意識のうちに気付き始めたからこそ、

亡くなられた方の情報が集まる
『死去ネット』のような、

一見すると、
重いテーマを扱ってるようなサイトでも、
盛況なんでしょうね〜

関谷はやと

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