世界に日本をイメージさせる名前 

From:関谷はやと

プライベート・スペースにて。

知ってる人は知ってますが、

軽自動車メーカーとして有名な、
『スズキ』って、、
実は2輪車(バイク)も作っていたんです。

そのスズキから、
今から40年近く前に登場して、
斬新なデザインで一躍有名になった、

『KATANA(カタナ・刀)』と呼ばれる
スポーツバイクが、この度、

新生KATANAとして発表されました。

その名前の通り、
日本刀をモチーフにして
デザインされた『カタナ』は、

海外で日本のバイクを販売するために、
もちろん狙って付けられたネーミングです。

ちなみに、

スズキの『カタナ』と同様に、
海外で広く知られている日本語を
車名に使っている例は他にもあって、

同じバイクメーカーだとカワサキ(川崎重工)の
『NINJA(ニンジャ・忍者)』とか、

ホンダの『ベンリィ』も、
日本語の『便利』から来ています。

ただ、刀や忍者なら分かりますが、
『便利』って単語が通じるのは・・
日本とせいぜい中国くらいなもんです(笑)

しかもその名前だけで
『日本』を感じさせる訳じゃないし、、

まあ、この辺りは各社の方針と、
そのバイクのが登場した時代背景も違うから、
なんでしょうね〜

ところで、

こういった車名を聞いただけで、
『Oh!ジャパン製品ネ〜』というのは、
バイクだけに限らず、
もちろん車にもありますよ。

ここで再びスズキの登場ですが、

日本でも『オフロード軽四』として、
昔から根強い人気がある『ジムニー』は、

海外で『サムライ(侍)』という
ネーミングが付けられてるのは有名です。

ところが、、

この『サムライ』は、
バイクの『カタナ』が登場してから、
10年ほど経ったころ、

輸出先のアメリカで、
『急ハンドルで転倒する』というクレームがつき、
長い間モメてたんですね〜

その原因として考えられるのが、
オフロード車ゆえに、元々
車の重心が高かったのに加えて、
エンジン排気量を大きくしたことで、

バランスが悪くなったんじゃないかと・・

ただ、アメリカで、
余りにも大げさに騒がれたことで、

当時の日本車の勢いに戸惑ったアメリカが、
『刀と侍』に恐れをなしたんじゃないか・・
とも、陰では言われてました・・

そんなムードを
和ませるような形で登場したのが、

トヨタのピックアップ車、
『ハイラックス』を海外向けモデルとして、
VW(フォルクスワーゲン)ブランドで発売した
『TARO(太郎・タロー)』です。

実は僕、この『タロー』を、
今から30年ほど前に、愛知県にある
自動車整備の専門学校に通ってた当時、

名古屋港にあった
トヨタの船積みヤードにいるのを
目撃したことがあるんですよ!

工事関係の会社をやってた知り合いの人から、
アルバイトの声を掛けられ、

岸壁の補修工事で向かった先が、
たまたま、その場所だっただけ・・
なんですけどね。

それでも、
これから海外で活躍することになる
『タロー』を見たときには、
思わず応援したくなりましたよ!(笑)

名前から来るイメージって、

そのくらい強烈なんですね・・

関谷はやと

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