まさか！？ここまで高いとは・・　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

自動車の維持費の中で、
最も負担が大きいものといえば、
やはり『税金』じゃないかと思います。

たしかに、
地価の高い都会の場合は、
『駐車場代』が一番かも知れませんし、

走行距離の多い人なら、
ガソリン代かも知れません・・

でも、これらの条件は、
車を使ってる場所や
乗る人によって変わってくるんで、

全国一律の条件で、となると、
やっぱり税金になるでしょうね・・

ちなみに、
その金額がどのくらいなのか？というと、

日本の年間租税収入１００兆円のうち、
なんと約８兆円、率にして１２．５％が、
自動車からの税収となってるそうで、

たしかに、
車にかかる税金って高いよなあ、、

とは感じてましたが、

しかし、さすがに僕も、
まさか、ここまで占めてるとは
思いませんでした・・（驚）

なので、
いま車に乗ってる人は、
『日本の税収に貢献してるんだぞ！』と、

もちろん、
堂々と胸を張っていいと思いますよ（笑）

しかも、
自動車先進国と言われてる国々の、

例えばイギリスと比べると約２．４倍
ドイツだと約２．８倍

自動車大国アメリカと比べたら、
日本の税負担額は、なんと約３１倍！

まあ、税金に対する解釈や
計算の仕方によっては、
金額も変わってくるんでしょうけど・・

それでも、
日本の自動車ユーザーが、

世界一高いレベルで税金を納めてるには、
違いありません・・

ところで、
自動車に関わる税金には、
一体どんな種類があるのかというと、、

まず購入時には
消費税・取得税・重量税があって、

次に毎年の自動車税、
さらに車検ごとに納める重量税・・

まだまだありますよ！（笑）

燃料にかかってくる
『石油税』と『ガソリン（揮発油）税』
これには消費税も上乗せされます・・

さらにディーゼル車の場合は、
ガソリン税の代わりに『軽油引取税』

おまけに、
８兆円の税金とは別に、日本では、
将来その車に乗らなくなった時のために、

すでに新車購入時の段階で、
廃車時に必要な『リサイクル預託金』を
納めなくてはいけません・・

また交通事故の際、
治療費などの補償に充てられる、
自賠責保険（強制保険）も、

考え方としては、
まあ限りなく税に近いですね〜

そんな背景もあって、

さすがに、
自動車業界団体の１つで、
各方面に対しても影響力のある、
『日本自動車工業会』から
（会長豊田章男氏、トヨタ自動車社長）

政府に対して、
自動車に関わる税負担の軽減を、
割と強い口調で要望しています。

というのも、、

前にメルマガでもお話ししましたが、

『国際間競争』という側面で見れば、

日本ほど、過度に
自動車に依存した税のしくみって、

いま話題になってる
報復関税と同じくらいか、
それよりも深刻な事態なんです！

なぜなら、、

もし自動車産業がコケてしまったら、
日本全体もコケてしまいますからね〜

こんなことを言うと、中には、

言い出しっぺの『豊田会長』に対して、

じゃあその代わりとなる税収はどうするんや！？
と意見する人もいますが、、

あえて言わせてもらえば、

それを考えて実行するのは、

政治家と官僚の方々の仕事じゃないかと・・

あなただって、そう思ますよね〜？（笑）

まあ、車が走るためには、

安全な道路や施設が必要なんで、

お金がかかるには違いないんですけど。

となると、、やはり、
道路建設費や税負担軽減のためにも、

車が空中を走るようにでもなれば、
状況も変わってくるんかな〜、
とも思いますが、、

今すぐというもんじゃないですし、

また、そうなったらなったで、
新しい名目で課税されるんでしょうね・・

なので、
その前にやっぱり、
ここらで税の負担割合の見直しをやらないと、

近い将来、
本当に大変なことになってしまいます。

関谷はやと

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