三栄自動車がフェラーリを目指すって！？　

From：関谷はやと

プライベート・デスクにて。

インターネットで
経済ニュースを提供している
『ブルームバーグ』を見ていたら、

イタリアの高級スポーツカーメーカー
『フェラーリ』が、

２０１７年から２０２２年度までの
経営５ヶ年計画として、

自社の利益率を『エルメス』並みにするんだ！

という目標を上げてるんだそうです。

『エルメスと同じ』と言うだけで、

何となくですけど、、
スゴそうに聞こえますよね（笑）

ところで、
その『利益率』というのが、

一体どのくらいなのかというと、、

現在のところ３０％なのを
３８％まで引き上げたいんだとか・・

ちなみに、
『ｉｐｈｏｎｅ』を販売してる
アップルの利益率というのが３１％らしく、

同じ自動車メーカーだと、
あれほど利益を叩き出してるトヨタでも、
７．５％なんだそうです・・

ただ、このメルマガを読んでくれている
ほとんどの人にとって、

そんな数字を言われたところで、、
ピンと来ませんよね？

なので、
いま話題になってる
『ｉｐｈｏｎｅ−ＸＳ』を例にすると、

約１３万円（！？）の本体価格のうち、
３１％が利益だとしたら、

１３万円×３１％の４０，３００円が利益、
という計算です。

これがフェラーリの場合は、
１台が数千万円もするスポーツカーです。

そこで１台当たりの販売価格を
仮に４０００万円だとすると、

３０％の利益率なら１２００万円が利益、

それが目標通り３８％になったとしたら、、
なんと１５２０万円！

その差、実に３２０万円もの利益が
上乗せされるんですね〜

これを、
フェラーリの年間販売台数に
（２０１７年実績で約８４００台）
当てはめてみると？

利益の上乗せ分だけで、
３２０万円×８４００台＝２６８億８千万円！

ちなみに、
フェラーリには『従業員』と呼ばれてる人が、
約３０００人いるそうなので、

この上乗せされた利益が、
全従業員への臨時ボーナスとして支給できたら、

１人あたり、なんと８９６万円！！
これ、宝くじを買うより確実です（笑）

まあ、お金ばかりじゃないですけど・・

でも、、ビジネスにおいて、
いかに利益率を上げることが大切なのか？

というのだけは、
分かってもらえたと思います。

しかし、、

利益率３８％の自動車メーカーって・・

良く言えば
『圧倒的なブランド力（りょく）』だし、

悪く言えば
『メチャ高い車（ボッタクリ）』とも取れるので、、

その意味でいうと、

『ブランド』って呼ばれるものは、
紙一重じゃないかと思います。

でも、
フェラーリまでのブランドになると、
１台の車がいくら高額になっても・・

というより、
高額であればあるほど、
ブランドの価値がさらに上がって、
利益率も上がるという、、

まさに夢のようなサイクルで
ビジネスが展開できるんですね〜

たしかに、
ボッタクリはやっちゃいけませんが、

でも三栄自動車にとって、
きっとヒントになる所があるはずなんで、

たとえフェラーリとは、
ビジネスの形態が違ってても、

そこは目指したいなあと思ってます。

関谷はやと

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