見えないけど正しい
From:関谷はやと
三栄自動車の事務所にて。
昨日、会社の食堂スペースで、
お昼ご飯を食べていたときに、
NHKの人気番組『サラメシ』の
再放送をやってまして、、
ちなみに、
僕は、ご飯を食べながら
食べ物に関する番組を見るのが、
けっこう好きなんです。
というのも、
画面に映ってる『料理・食べ物』を、
番組の出演者の人と
一緒に食べてるような気分になれるのが、
その理由です。
ずいぶん安上がりですよね〜(笑)
ところで、
今回は食べ物の話題じゃなく、
ちょうど、
その回の『サラメシ』に出演していた、
ある研究者の方の仕事内容に
興味を引かれたんですね。
その仕事とは、
『重さ』に関する
国際会議に出席されるとのことで、
その時、
国際基準の1kgとして決められた
『キログラム原器』と呼ばれる
『おもり』のような物体が登場したんですが、
話によると、どうやら、
その『キログラム原器』そのものの重さが、
なぜか、年々減っているんだそうです。
そこで、
将来のことを考えたら、
そろそろ別の方法で定義された『1kg』を
決めた方がいいんじゃないか?
という話が、
何年も前から持ち上がってて、
近々、その基準が変わるかも・・?
という状況になってるのを知ったからです。
ちなみに、
現在のキログラム原器というのは、
なんと今から約140年も前に
プラチナ(白金)90%とイリジウム10%を
混ぜて作られた唯一の物体なんですが、
ただ世界に一つしかないとなると、
色々と不便なことがあるんで、
その後、複製品を40個作って、
世界中に配置しているそうです。
またテレビにも出てましたが、
もちろん日本にも、
金庫の中で厳重に保管された、
40個中の1個があります。
それが140年経ったいま、
ほんの『数十マイクログラム』程度ですが、
(100分の1グラム単位)
各個の重さに、
バラツキが目立ち始めたんですね〜
余談ですが、
1kgのうちプラチナが90%っていえば、、
900gですよね。
これを時価(1グラム約3300円)
に換算すると297万円となり、
およそ300万円の代物ですが、
しかし!
それに140年間も続いている、
『キログラム原器』という話題性が付いて、、
しかも、
世界中に40個ある『キログラム原器』の
基準になってるということは、
キログラム原器の中の原器、
まさに『原器オブ原器』です!(笑)
なので間違いなく、
『プライスレス!(値段が付けられない)』
になるでしょうね〜
まあ、
金額だけじゃないんですけど・・
ただ、
この世に重要な役割を果たす物体で、
しかも歴史があり、唯一無二となると、、
この『キログラム原器』が、
ますます神秘的なもの、神格化されて、
じゃあ次のキログラム原器って、
一体どんなの!?という感じで、
いやでも世界中から関心が集まります。
ところが、
今回検討されている、
新しい基準の『1kg』というのは、
h=6.62606957×10のマイナス34乗・・
と、『h』に相当する光エネルギーの質量が、
次の『1kg』になるんだそうですが、、
これが不変で正しい定義なのだといわれても、、
数字だけじゃ、よ〜分かりません・・(笑)
そして、
このとき思ったのが、
正しいとか、正しくないに関わらず、
実際に目の前にある物体の方が、
どれだけ説得力を持つか、、
僕たち人間が、無意識のうちに、
『モノ(物体)』に執着してしまう理由も、
この辺にあるのかなあ、、ということです。
関谷はやと
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