ダイレクト納車　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

車業界向けの日刊紙の記事から、、

国内の新車販売状況が載ってましたが、

もう先月（７月分）の結果が出ています・・（早い！）

ちなみに今年は、

相次ぐ新型車の発表で、

前年の７月よりもプラス、

さらに前月、前々月よりも
プラスに転じるなど、

各社好調となっていて、

この数字だけを見ると、

『景気ええや〜ん』てな感じです。

背景には、

建設業や製造業など職種にもよりますが、

業績好調な企業が増えたおかげで、

それに伴って社員の収入も増えたのも、
大きな理由でしょう。

ところで、

三栄自動車でも扱っている
軽自動車メーカー『スズキ』によると、

前にもお話しした４ＷＤ車『ジムニー』が
２０年ぶりにフルモデルチェンジをしてから、

１週間で１年分の受注を得るなど、
好調の一端を担っています。

しかし、

数字こそ派手に聞こえますけど、

実はスズキって、

『過疎地にひとつだけある店舗が、
その地域の生活の足を支えているんだ！』

と経営陣が発言するくらい、

地方・田舎重視の戦略を取っているんですよ！

この辺りが、

例えば同じ松山に店舗を構える
『トヨタ』とは、雰囲気が全く違います。

まあ、
トヨタほどの規模になると、

日本の一地方よりも、

『世界戦略』の方を重視せざるを得ないんで、
しょうがないのは分かりますよ。

そこでトヨタでは、

いわゆる過疎地での販売戦略として、

グループ企業で、
軽自動車がメインの『ダイハツ』の店舗と

『トヨタ』のお店とを
一体にした販売網を作っていく・・

そんなことを考えているようです。

アイデアとしては合理的で、

すぐやれそうな感じがしますが、

ただ、、問題もあって、

トヨタやダイハツ、スズキとか、
自動車メーカーの名前を言っても、

実際にお店を経営してるのは、

地元の企業だったりすることも多いんです。

となると、、

お店を一つにする場合、

どっちの企業が後を継ぐのか？という、
一番大事な『資本（お金）』の問題が、
表面化してくるんですね〜

たしかに、

地方の販売店の中にも、

自動車メーカーが
直接経営してるお店もありますが・・

そんな状況を尻目に、

アメリカの電気自動車メーカー
『テスラ』では、

このほど『工場（メーカー）』から、

直接購入者の元に車を届ける、

という取り組みを試験的に導入したそうです。

この取り組みって、つまり

『販売店』を設けず購入者に
『ダイレクト納車』するということなんで、

『店舗』や『人手』にかかる経費は

いっさい掛かりません・・

もしかしたら日本でも、

いまお話ししたような『過疎地』から、

『ダイレクト納車』が
始まるかも知れませんね。

そうなると、

地方でビジネスをやってる
三栄自動車のようなお店にとっては、

『新車販売の収益』は減少するか、
無くなることも考えられます・・

しかし！

たとえ販売店が不要になっても

『メンテナンス』の方は、
まず無くならないので、
そこが狙い目かと思ってます。

『人手』には、
絶対に省けない部分もあるんです！(笑)

関谷はやと

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