未来のドア
From:関谷はやと
三栄自動車の事務所にて。
モバイル機器の情報サイトに、
ちょっと異色の新製品が紹介されてました。
それが、
住宅建材メーカーの
『YKK AP』という会社が開発した、
『未来ドアUPDATE GATE』と、
名付けられた玄関ドアなんですが、
どんなドアかというと、、
従来のドアで、
ガラスを使ってた部分の表と裏側に、
スマートフォンと同じタッチパネル式の
巨大な液晶ディスプレイを埋め込んで、
ドアのキーロックや開閉を、
タッチ操作だけで出来るという、
まさに『未来ドア』なドアなんです(笑)
ちなみに、
2020年の販売を予定してるそうですが、
これって、、ドアの両面に、
スマートフォンが付いてるから、
『スマートドア』という名前にしても、
別にいいと思うんですけど・・
まあ余談ですが、
最近は何にでも『スマート○○』と、
ネーミングされる傾向なんで、
それだと、どうしても、
インパクトが小さくなりますからね・・
ところで、
タッチパネルに触れるだけで、
ドアの開閉が出来るということは、
ドアノブやキーシリンダーが不要になります。
ただ、停電したらどうするんや!?
というツッコミは置いといて(笑)
こんなドアが登場し始めたということは?
将来の住宅は、ドアだけに限らず、
窓ガラスや壁そのものが、
『タッチパネル』に
取って代わられるかも知れませんね〜
すると、例えば、
家を買ったら壁そのものが、
『テレビのディスプレイだった』
なんて事になると、
テレビ自体を単独で買うこと自体、
しなくなるかも知れません・・
まさに家電メーカーもビックリの事態です!
しかも、これって、
将来AI(人工知能)によって、
自分たちの仕事が奪われるのか!?
といった類(たぐい)の
漠然とした不安じゃなく、
間違いなくやって来る未来です。
というのも、
自動車の世界では、
すでに何十年も前から『未来ドア』と、
同様の変化が何度も起きていて、
たとえば、
今ではもう、一部の車種以外
ほとんど見かけなくなった、
『マニュアルミッション車』だって、
オートマチック車の登場で、
それまでは当たり前だった、
ギヤ操作やクラッチ操作が不要になり、
その影響で、
補修部品販売やメンテナンスといった、
仕事自体が、ほぼ消滅してしまったんです・・
残酷なようですが、これが現実なので、
『未来ドア』のように、
新しい製品が世の中に登場しても、
喜んでばかりじゃいられません・・
なぜなら、
もしこれが車のドアだったら・・?
修理するといっても、
『タッチパネル』を、ただ交換するだけで、
技術力なんて、ほとんど要らないはず・・
これは『収益性』にも大きく影響します。
そう考えると、
車のメンテナンスで、
ビジネスをしてる僕としては、
『未来ドア』のニュースを見ても、
変化にどうやって対応すれば、
ビジネスを成功させられるか・・?と、
どうしても、
そちらの思考になってしまうんです!(笑)
関谷はやと
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