バルバス・バウ 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

今回のメルマガのタイトル、

何だか舌を噛みそうな発音ですが、

これ、知ってる人は知っていて、

たとえ名前は知らなくても、

大抵は何かのきっかけで、
実は見たことがあるはず、みたいな、
『ある部分』の名称です。

その前に、、

『何を今さら』な前振りですが、

超有名なSFアニメで

『宇宙戦艦ヤマト』というのが、

放映されてたのを知ってますか?

といっても、僕が小学生の頃なんで、、

かれこれ40年も前に流行ったものですが・・(笑)

タイトルの通り主人公は、

太平洋戦争時に実在した『戦艦大和』を、
モデルにした『宇宙船』です。

このメルマガを読んでくれている人も、
もし、イラストやアニメなどを見たことがあったら、
ちょっと思い出してみて下さい・・

船の先端部分の形状が、
特徴的になってるのが分かります。

で、その戦艦の船首部分のうち、

水面下に位置する部分が、
丸く出っ張った形状になってる所が、
『バルバス・バウ』と呼ばれる部分です。

この形状にしていると、

船が水を切って前に進む際に、
波を打ち消す役目を果たしてくれるので、
燃費改善につながるんだそうです。

もちろん、
実在した『戦艦大和』の船首部分も、
『バルバス・バウ』になってるんで、

何かの機会で目にすることがあったら、
ぜひ観察してみて下さい。

ところで、

実は車にも『バルバス・バウ』と同じように、
普段、目にすることは無いけど、
燃費を良くするという意味では、

とても重要な『ある部分』があります。

それが、
車のボディーの下廻りに取り付けられている
『アンダーカバー』と呼ばれる部品です。

特に欧米で走ってる車の場合は、

高速でガンガン走るのを前提にしてるので、

下回りに『空気抵抗』が発生すると、

速く走れないばかりか、
燃費も悪くなってしまいます。

これって、

海の波が高速道路の空気に置き換わった感じです。

なので、
ボディー下回りの、前から後ろまでが、
『フラット』になるように、

しかも、
高速で走っててもブレないような、
しっかりとしたものが付けられています。

ところが、、

10年ほど前まで日本で作られてた車は、

このアンダーカバーが、とにかく、

薄っぺらな再生プラスチックで作られた、

フニャフニャのものが付けられてて、

まあ、舗装してない道を走る時に、

『泥よけ』でなら使えるかな〜という、

その程度の扱いでした・・

しかし!

日本の自動車メーカーも、
欧米の車を見て気が付いたんでしょうね〜

今のエコカー・低燃費車と呼ばれる車には、

ほとんど、
フラットなアンダーカバーが付いてます。

船とか車っていうと、

外見のスタイルとかエンジンとか、

とにかく、

華やかな部分に目が行きがちですが・・

実は『バルバス・バウ』とか、
『アンダーカバー』のように、

目に見えない部分が重要だったりするという、

まるで人間組織のような話でした(笑)

関谷はやと

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