良かれと思ったのに、 

From:関谷はやと

プライベート・デスクにて。

この2〜3年の間で、
三栄自動車に来てくれるお客様からの、
車に関する相談で最も増えたのが、

『ヘッドランプ表面の曇り』 です。

たしかに街中を走ってる車を見てても、、
よく見かけるんですが、、じゃあ、

どんな感じなのかと言うと、例えば、

眼鏡を掛けたままで、
ラーメンを食べたときのような、
レンズの曇りっていうんですか・・(笑)

あんな感じで、
ヘッドランプの表面が曇ってるんです。

なので、
そのままでヘッドライトを点灯させても、
ボヤっとしか照らしてくれないので、

夜間運転するときの危険度が増し、
そして何より、眼が疲れます。

こうなると、
ヘッドランプ表面を磨いたりして、
曇りを取り除くしかないんですけど、、

しかし、
ヘッドランプ表面に施工されている、
透明なコーティングそのものが、

太陽からの紫外線や、
ヘッドライト作動時の熱による影響で、

『劣化』『色あせ』してるのが原因なので、

本格的に対策しようとすれば、
磨くだけじゃ足りず、

元々ランプ表面に施工されている、
コーティングと同様のものを塗装するか、

ランプ自体を交換するしかありません・・

でも、ヘッドランプといっても、
大抵は周辺部品と一体型になってるため、

部品価格も結構な金額(数万円)なんです・・

おまけに、
左右両側についてる部品なので、

両方とも交換するとなると、
数万円×2倍の金額となります。

ユーザーにとってこれは、

とても手痛い出費になるんで、

できれば避けたいんですけど・・

でも、今お話しした方法しか無いんだから、、

受け入れるしかありませんよね。

ところが、、

前にこのメルマガでも話題にした、
トヨタの新型タクシー車両には、

このヘッドランプの、、

長年使ってると曇ってくる表面のカバーだけが、

『補修部品』として設定されてるんです!

しかも、

ネジで簡単に交換ができるほどの、

気の遣いようです・・

まあ、車が動いてる時間からすると、
一般的なマイカーとは比べ物にならないんで、

こういう配慮も分らなくはないんですけど、

その対応に、

あまりにも差がつき過ぎな気がします・・

ただ、、

僕と同じように考えてるユーザーって、
何も今に始まったことじゃありません。

そんな事情もあってか、実はトヨタって、、
そういった声を製品に反映してた時期があったんです。

それが、
今からちょうど20年前に販売されてた、

『トヨタ カローラ』です。

この車のフロントバンパーという部品は、

なんと左右別々に、
分割できるようになってたんですね〜

ふつう車のバンパーって、

一体型の構造になっているんで、

もし、左右どちらかを傷めただけでも、

交換する場合は、
バンパー全てを交換する必要がありました。

しかし、、
当時のカローラは、もしそんなことが起きても、

傷んだ側だけを交換すればOKだったんです!

ただ、、そのせいで、
車全体のスタイルを犠牲にすることとなり、

史上最も売れなかったカローラとして、

その名が残ってしまいました・・

これって、、

お客様のために『良かれと思って』
気を利かせたつもりが、、実際には、

全体のパフォーマンスを下げてしまった、、

という典型的なパターンです。

ということは、ヘッドランプの曇りだって、

車のスタイルをカッコよくするために、
あえて一体型の部品になってるとしたら・・

そう考えると、、

ある程度は仕方ないのかも知れませんが、、

でも数万円の出費って、やっぱり痛いですよね〜

関谷はやと

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