今どきの、　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

街中を走ってるオートバイを見てて、

ちょっと気になることがありました。

それが、
排気音をうるさくする部品と交換したり、

ナンバープレートを折り曲げて、
後ろから見えにくくしたり、

『カウリング』という防風パネルを
派手なものに替えたりと、

単に『不正改造』をやってるだけみたいな、
オートバイを目にした時に、

果たしてこの人たちを、
『暴走族』と呼んでいいのかどうか・・？

と、迷うことがあるんです。

というのも、

彼等の乗ってるオートバイは、たしかに、
昔ながらの『はた迷惑なオートバイ』だし、
集団で蛇行したりと、やってることは
『暴走族』なんですが、

でも、そのオートバイに乗ってる人たちの
『スタイル』っていうのが・・

スニーカーにジーンズという、

あまりにも『カジュアル過ぎ』なんですね〜

まあ、はた迷惑な行為自体は、

褒められたもんじゃありませんが、

でも、若い人たちのクルマ離れ、
バイク（オートバイ）離れを考えると、

自分で運転してるという点だけでも、

『貴重な存在』なんですから、、

彼等に、
オートバイに乗ることの楽しさとか、
運転技術を身に付けてもらうとか、

もう少し『まともな方向』に、
向けることは出来んものかなあ〜
と思うんです・・

その昔『暴走族』というのが、

社会問題になってた頃にも、たしかに、

その中でも、何も考えず、
ただ迷惑な行為をやってるだけの人、

派手な装飾と爆音で仕立てたオートバイに、
揃いの出で立ちで走るといった、
彼等の『スタイル』を求める人たちや、

単にオートバイに乗りたい！
という人たちに分かれてたような感じでしたが、

それでも、とりあえず一体化して、
みんな一緒に走ってたんですよね・・

ところが、
今どきの彼らを見てると、
表面的なスタイルを真似てるだけで、、

オートバイに乗りたくて乗ってる、
という感じじゃないんです・・

まあ、
少数派になったのも一つの理由でしょうけど

何かを表現したいのは間違いないはずです！

なので、

『どうやってオートバイを売るか？』とか、

『エンジンから電動モーター化へ』

といった課題に向き合うのと同時に、

これからオートバイに乗る世代の人たちが、

何に関心を持ってて、何を考えてるのか？

その本音と向かい合うことで、

オートバイが、

今どきの暴走族の『単なる手段』から、

本当に楽しい乗り物として、

受け入れられるんじゃないかと思います。

心の底から楽しめれば、

周囲に迷惑を掛けようなんて、
大抵の人は考えませんからね〜（笑）

関谷はやと

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