どう表現したところで、結局は・・
From:関谷はやと
三栄自動車の事務所にて。
今朝の新聞記事に、、
日本の隣に位置する某国が、
航海中に荷物の積み替えを行う、
いわゆる
『瀬取り(せどり)』をやってたということで、
アメリカのトランプ大統領が、
某国と、そこから依頼を受け、
瀬取りを実行していた海運会社に、
『過去最大規模の制裁を加える』と述べていました。
国際情勢のようなデリケートな問題は、
専門家の方に任せるとして・・
僕が反応したのは、
記事の中の『せどり』という表現についてです。
以前、このメルマガでも、
本やCD・DVD、日用品などの
『買い取り』をやってるビジネスのことを、
本の背表紙(タイトル)が、
買い取る時の相場に影響してることから、
『背取り(せどり)』と呼ばれている、
とお話ししたことがあります。
ところが、、
貨物船の積み荷の入れ替えも!?
なんで『瀬取り』って呼ぶんでしょうね〜
不思議です・・
そんな訳で『せどり』という言葉自体に、
どんな意味があるんだろうと思って調べてみました。
すると
『同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、
その手数料を取ること』とありました。
要するに、
売りたい人と買いたい人の間を取り次ぐのが、
『せどり』なんですね〜
そこで、本の場合は『背表紙』から、
『背取り』と呼ばれるようになった訳ですが、
じゃあ、貨物船は?
海を表現する『瀬(せ)』からきた、
『当て字』なんでしょうかね・・?
とはいっても、まあ・・
国際間でやり取りされる荷物って、
『関税』の関係で、必ず『届け出』されてます。
なので、
いったん荷物を積み込んだら、
目的の港で荷下ろしをするまで、
絶対に『触っちゃいけない』はずなんです・・
ところが、
記事になっている『瀬取り』って、
輸送途中の航海上で、
あろうことか
『荷物の移し替え』をやってるんですね・・
ということは・・
積み込む時に届け出たのと、
最初から違う荷物を積んでるのか?
それとも、
到着した港で『テキトー』なことをやってるのか?
まあ、、どういう方法を取ってるのか分かりませんが・・
でもこれ、実際にやってることは、
『密輸』以外の何者でもないんですよね・・
また記事を読み進めてみると、
その荷物には、
本来輸出禁止に指定されてるはずの
『石油』が含まれていたということです・・
これって、もしかしたら・・
例えば、
最初に届け出た荷物が『石炭』だったとして・・
それが途中で『石油に変わった!』とか、、
そんな、
今どきコントでも通用しないような方便で、
乗り切るつもりだったんでしょうか?(笑)
いずれにしても、
この緊迫した国際情勢の中で、
『密輸』のことを『瀬取り』などと・・
分かりにくい表現をする新聞も新聞で、
そんな所に気を遣わなくてもいいのにな〜
と思いましたね。
関谷はやと
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