年代物にはそれなりの・・　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

先ほど３０年近く前のオフロード車を整備してたとき・・

えっ・・何ですって！？

僕に整備なんて出来るんかって？・・（笑）

というより、

今日（１１月１８日の土曜日）は、
出張メンテナンスに行ってるスタッフがいて、

そんな中、
急な来店があって対応してただけですが・・

いや〜僕だって、たまには、

お客様の車を整備することもあるんですよ！（笑）

ところで車って、

１０年とか２０年、３０年も経ってくると、

車本体をはじめ、

配線やプラスチック類にも

傷みが出てくるようになります。

いわゆる

『経年劣化（けいねんれっか）』と呼ばれるもので、

それ自体は、しょうがないものなんですね・・

今回整備していた車は、

お客様自身がインターネットで県外のお店を検索し、

ご本人が直接交渉して購入された車でした。

『クルマのネット購入』ってやつです。

その場合、いつも起こりがちなのが、

『買ったあと、どうするん？？』という問題なんですが、

今日、三栄自動車に来てくれたお客様は、

もちろん、ウチを頼って来てくれてるんで、

予算や技術的なことで対応ができれば、

可能な限りの整備をします・・

ここでの『技術的なこと』というのは、

例えば、ある人から、
『ヨーロッパ製の超高級クラシックカー』

のメンテナンスを依頼されたとしても、

普段から取り扱ってる所じゃないと、

絶対に無理な話なんですね〜

なので、
『取扱い範囲外の車は整備出来ません！』

というのが『技術的なこと』の意味です。

ただ・・そうはいっても、

車の『基本的なこと』くらいは、

たとえ触ったことがない車でも分かりますよ。

ちなみに、

今回のオフロード車もそうで、

僕にとっても初めて触る車種でした。

お客様いわく、

全国のユーザーに向けて、

この種類のオフロード車を専門に、

インターネットで販売しているお店ということもあり、

電話やメールで何度もやり取りしながら購入されたようです。

なので、

遠く離れた場所に店があっても、

ある程度の信頼関係が築けた上で買っています。

こういった『販売手法』については、

三栄自動車も参考にできる所があるなあ・・

などと思っていましたが、

ただ、、いざ車を整備してみると・・

販売したお店のことを、

悪く言うつもりはありませんが、

『年代物のオフロード車』という、

スタイルだけで売ってるお店なんじゃないかと・・

さっきも話しましたが、

車って古くなると、

電線どうしを接続した『カプラー』と呼ばれる、

プラスチックの部分や、電線そのものが、

カチカチに硬くなって、

抜けなくなってしまうんですね。

すると、

電球を交換しようと思っても、

それだけで大仕事なんです・・

あらかじめ接続部分に給油しておくだけで、

そんな苦労をしなくて済むんですけど・・

多分・・苦労したこともないんで、

そこまで気が回らないんでしょうね。

しかし三栄自動車の場合は、

もちろん違いますよ！

いつ起きるか分からない次の整備のために・・

ではあるけど、

取り外した部品周辺の接続部分にも、

しっかりと給油しています。

たしかに、目に見える所じゃなく、

手間もかかりますが・・

それでも『品質』を落としてしまうと、

後でしんどい目をするのは、

結局自分たちメカニックなんです・・

でも、そうしておくことで、

仮に別の整備工場で

この車を診てもらうようなことがあった時には、

『おおっ！三栄自動車スゴイやん！』

ともなるんですね〜（笑）

関谷はやと

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