ちょっと気になるナンバー　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

１０月１０日（旧体育の日）から、

２０２０年に開催される東京オリンピックの

記念ナンバープレートの交付が開始されました。

もちろん、これは、
車のナンバープレートのことで、

普通車・軽自動車・大型車ともに、

公募で選ばれた統一のデザインが施され、

東京オリンピックのアピールに一役買っています。

ちなみに、

このナンバープレートには、

１０００円以上の寄付金をつけるナンバーと、

寄付金なしナンバーのみの２種類ありますが、

１台分の価格が７２１０円と、

通常のナンバープレート１７４０円と比べると、

４倍以上の価格です。

にもかかわらず、

全国の申込み状況をみると、、

初日に交付された台数だけで、

なんと２万８９７６台！！

人々の関心の高さが伺えますね。

また、そのうち、

軽自動車が２万１４１８台、

軽自動車以外の登録車（いわゆる普通車）は、

７５５８台・・と、

軽自動車の方が、

普通車の約３倍の申し込みなんだとか・・

じゃあ、どうして

こんな現象が起きたのかというと、

今回のオリンピック記念ナンバーって、

さっきお話ししたように、
統一デザインというのもあって、

ナンバープレートの背景下地の色が、

普通車用の『白色』なんですね。

ちなみに、

軽自動車のナンバープレートは、
背景が黄色なんですけど、

それが、

オリンピックナンバーを選択すれば、
軽自動車でも『白色』になるんですね〜

そのため、自分の車に、

ちょっとした変化を楽しみたい人からも、

関心も集めていますが、

実は軽自動車の
『黄色いナンバープレート』には、

普通車とは区別されていることに、

何となく抵抗感を持っている人が意外に多いらしく、

そういった心理も、

軽自動車に集中した理由じゃないかと・・

地元愛媛県で、

ナンバープレートを取り扱っている所が話してました。

ところで、

軽自動車というのは、

エンジンの排気量が６６０ｃｃのほか、

乗車定員が最大で４名までとか、

ボディーサイズにも制約があります。

ただその分、

自動車税や自動車重量税など、

維持費に関わる部分が優遇されています。

まあ、この制度は、

『軽自動車』の成り立ちから考えると、

当然のことだったんですけど。

しかし、

これに異議を唱えているのが、

排気量が１０００ｃｃそこそこと、

軽自動車とは大差ないにもかかわらず、

普通車の白いナンバーをつけている

コンパクトカーたちです。

なぜかというと、

コンパクトカーは、

『黄色いナンバープレート』の、
軽自動車と比べて

自動車税、重量税がともに、

２〜３倍の税額が設定されているんです・・

そこでもし、このコンパクトカーと、

税を徴収する側の思惑が一致したら・・

どうなるでしょうか？

『軽自動車の税金ばかり優遇するなよ！』

となりますよね・・

つまり、

これだけ高額なナンバー代を払ってでも、
白いナンバーに需要があるんだったら、

軽自動車だと区別せずに、
全て普通車と同じ白いナンバーにして、

それなら税額も一緒でいいだろう・・

という意見です。

それが世の中に広まって、

当然のこととして認識されてしまうと、

その結果、

今まで軽自動車に優遇されていた税制が、

あっという間に、

有名無実なものになるかも知れません。

そうなったら、

世の中の半数近くを占める、

『軽自動車ユーザー』にしてみれば、

『おい！（税制が）最初の約束と違うやろ〜』
ってなりますよね・・

軽自動車の

『黄色いナンバープレート』には、

実は、そう言った意味も含めて、

白いナンバーと区別されているんですね〜

関谷はやと

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