やっちゃった・・日産 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

先日お話しした、

日産自動車が無資格者による、

『完成検査』をやってた件について、

続報があったので紹介します。

対象になるのは、

国内向けに生産された、
2014年10月から2017年9月までの新車
(つい先月まで続いてたんですね!)
およそ121万台!!

とのことで大変な台数です・・

ちなみに前回もお話しした、

『完成検査』というのは、

メーカーで生産された車が、

国の定めた『保安基準』に適合しているかどうか?

を確認する検査で、

ちょうど、
あなたが2年に1回のペースで、

三栄自動車に車を持ち込んでくれている、

『車検』とほぼ同じ項目の検査です。

ただ新車の場合は、

『出来立てホヤホヤの車』のため、

ブレーキやエンジンの内部をチェックしたり、
部品の消耗状態を確認したりといった、

『分解整備』はしません。

やっているのは、

外観の検査やランプ類の点灯具合、
ブレーキの効き具合や排気ガスの状態など、

車検の際、

分解整備後に各種テスターを用いて行われる

『完成検査』と同じ、という意味です。

また新車の完成検査の有効期限は、

検査を行った日からの有効期間が6ヶ月間で、

それまでの間であれば、

最寄りの運輸支局で、
『新規登録』をすることができます。

ただ、
新車が完成したものの、
在庫状態となってしまう車もあって、

その場合、
有効期間の6ヶ月を経過してしまうと、
『完成検査切れ(完検切れ)』となって、

そうなると最寄りの運輸支局で、
『再検査』を受けなければいけません。

それを経て、ようやく、
『ナンバープレート』が交付される流れです。

なので、
今回の日産のケースだと、

表現を変えると、

『完成検査』に通ってない車を

市場に流したことになります。

実際には、
無資格者ではありますが、
一応『完成検査』をしているので、

検査データに問題は無いなずですが・・

かといって、

製品の信頼性にうぬぼれてた感がするのは、

やはり問題があったと思いますし残念です。

前にもお話ししたように、

『なぜ、そうなったのか?』という部分が、

日産自身が発表しているように、

『検査制度への認識不足』ならまだしも、

収益を上げることに目が向きすぎて、

必要なコストをかけずに済ませてた・・

なんてことがないように、

せめてもの期待を持っています。

関谷はやと

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