大切に乗り続けましょう!
From:関谷はやと
三栄自動車の事務所にて。
今日の自動車業界向け日刊紙の記事に、
ホンダが、
1996年まで販売していた、
『ビート』というモデルの
補修部品の製造を再開し、
注文を受け付け始めたという話題が出ていました。
ところで、
『ビート』を知らない人のために・・
実は現在ホンダから販売されている、
軽自動車のオープンスポーツカー
『S660』の前身になるモデルなんです。
軽自動車のオープンスポーツカーは、
20年以上も前からあったんですね〜
ところで、
自動車メーカーという所は、
通常、新しいモデルが登場すると、
同時に補修部品の製造も始めます。
ちなみに、
車自体のモデルサイクルって、
せいぜい4〜5年がいいところです。
しかし、補修部品となると話は別で、
車の製造が終了したからといって、、
補修部品の製造を止める訳にはいきません。
それこそユーザーから、
『売りっ放しか!?』と、
怒られてしまいますからね。
ただ、
どれだけ必要か分からない補修部品を、
いつまででも作り続けるというのも、
採算を考えると、やはり無理があります。
なので、
自動車の場合は販売を終了してから、
確か10年程度はメーカーが責任を持って、
部品を供給しなければならない、
といった決まりになってたはずです。
それが、ホンダ『ビート』の場合は、
20年以上経ってから、再び供給を開始するんですから、
今回のホンダの方針って、
とっても『粋(いき)』だと思いませんか?
まあそれだけ『ビート』には、
熱心なファンがたくさんいて、
またホンダも、
そのファンに支えてもらってることを、
十分理解しているんでしょうね。
こういった、
『ファンを大切にする』というやり方は、
これからの製造業が進む一つの方向性だと思います。
ところで、
この現象を海外に視点を移してみると、
実はもっと以前から行われていたんですね〜
三栄自動車のお客様の中にも、
いわゆる、
『古い外車』に乗っている方々がいますが、
その方々から話を聞いてみると、
生産を終了してから、
ゆうに40年以上は過ぎている車でも、
人気のあるモデルなら、
それほど苦労せずに、
補修部品を入手できるんだそうです・・
どうしてそんなことが可能なのかというと、
実はそのモデルを造っていた自動車メーカーが、
人件費の安いどこかの国や地域に、
補修部品を作るための、
『型や設備』を丸ごと売却してしまい、
メーカーの製造責任とは切り離すことで、
後々まで補修部品の供給ができるようにした、
生産・流通システムが出来ているからです・・
これはコピー(模倣)部品じゃありませんよ。
ただ中には、
その部品をコピーした
粗悪な部品も出回っていて、
実際にユーザーが困ることもありました・・
ただ、この20年の間に、
インターネット環境が普及したおかげで、
情報がある程度整理されて、
さっき話したように、
ちゃんとした作りの補修部品が入手しやすくなりました。
そういう背景から、
以前人気があった『古い外車』のモデルに、
再び注目が集まっているんだとか。
こうやって自分の気に入った車を、
長く大切に乗ることができる環境があると、
豊かなカーライフが送れるようになって、
『クルマ離れ』なんて言葉も、
聞かなくなると思うんですけどね〜
そのためには日本も、
古い車に乗っているユーザーに対して、
『重加算税』を課すのをやめるべきだと思います。
関谷はやと
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