放っとけないので・・　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

僕が住んでいる愛媛県って、

この最近何かとホットな話題を提供していて、

日本中の人たちに、

結構注目されている地域じゃないでしょうか？

やはり、その中でも一番大きい話題は、

松山市と隣接した今治市に建設中の

『Ｋ計学園』でしょうね・・

ただ、この話題については、

マスコミや国会でもかなり過熱していましたので、

ここでは取り上げません。

また愛媛県では、

今年国体が開催されることになっています。

国体って、

都道府県単位で得点を競うスポーツ大会なので、

どうしても自分の出身地や、

関わりのある地域を応援したくなるのが人情ですよね。

なので、国体が開催されれば、

選手も観客もヒートアップするでしょう。

もうひとつホットな話題が・・

松山には市内中心部から、

わずか２〜３キロ離れた場所に、

日本最古の温泉として、

全国的にも有名な『道後温泉』があります。

ちなみに道後温泉って、

実は１つの温泉じゃなく、

そこで湧き出る温泉を利用して、

旅館やホテル、様々な施設が集まっている、

いわゆる『温泉郷』のようなスタイルなんです。

その中でも有名なのが『道後温泉本館』で、

年間１００万人近くの人々が訪れます。

現在の建物は、

今から１２０年以上前に建てられ、

国の重要文化財にもなっていて、

現在は松山市営の温泉です。

ですが、

僕たち地元の者にしてみれば、

入湯料大人４１０円〜、子供１６０円〜という、
リーズナブルさから、

『由緒ある銭湯』といった感じですかね・・

ところで、

道後温泉といえば、

夏目漱石の小説『坊ちゃん』にも登場しています。

この小説は、

漱石が英語教師として、

実際に松山に赴任していた際の出来事が題材になっていますが、

ただ、その内容はというと、

僕たちにはちょっと居心地が悪い内容で、

松山への皮肉がほぼ大部分を占めています。

（多分ホームシックの反動でしょうね・・）

しかし漱石は、この『道後温泉』と、

『マドンナ』と呼ばれる登場人物の女性だけは、

物語の中でも文句なしに褒めています・・

あっ、それともう一つ、

湯上りに食べてた甘味の『団子』も褒めてましたね。

今では、小説にあやかって

『坊ちゃん団子』というお土産まであります。

そのほか、道後温泉には、

『日本書紀』にその存在が載っている、とか、

『聖徳太子が入湯した』などといった、

由緒というか、

今じゃ確認のしようがないので、

『伝説』ですね・・が残っています。

これほど有名な道後温泉なんですが、

ついに、というか、

昨今の地震災害の影響で、

本館の建物が『耐震性に問題あり』ということで、

来年から、数年かけて、
『耐震補強工事』が進められる予定です。

（採用される施工法の違いによって、
工期が５〜９年と幅があるそうです）

この件について、

地元銀行のシンクタンクが試算したところ、

工事期間中の観光客減少の影響で、

地元経済には１９０億円のダメージがあるだろう・・

と試算しているそうです。

ちなみに平成２９年度の松山市の予算は３９００億円程です。

『数年にまたがっているので、たった１〜２％だろう？』

そう思うかも知れませんが、

松山のような地方にとっては、

この数％の金額って一大事です！

なので、周辺の旅館やホテルなど、

ほかの温泉施設や関連する業界が、

工事期間中の穴埋めを真剣に取り組んでくれないと、

場合によっては、

僕たちの納める税金が上がってしまいます・・

決して他人事じゃありません。

ということで次回以降は、

僕の独断による、

『工事期間中の起死回生プラン』をお話しします。

関谷はやと

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