ドライブしながら思ったこと・・　

From：関谷はやと

松山市内、眺めの良いポイントにて。

休日やることの１つに、

『ドライブ』を挙げていた人が多かったのも、

今では懐かしい話だと思います。

というのも今までは、

趣味や買い物、旅行のため、

移動という目的でドライブすることもあれば、

ここに（目的地）行こう！

というあてもないまま車に乗るといった、

『ドライブ』もありましたが、

同じ『移動』をするにしても、

特に長距離を移動する際には、

ＬＣＣ（低料金で運行している航空会社）や、
リーズナブルな価格の長距離バス

反対に料金の高い、

『ななつ星』『瑞風』『四季島』のように、

豪華列車を利用して、
旅行と移動をセットにした方法など、

様々な移動手段が身近になったのも、

理由の一つでしょうね。

と、ここまでは車の使い方が、

時代と共に変わってきたことを挙げましたが、

車自体も、それと合わせるように、

大きな変化が起こったことも挙げられます。

具体的には、

スポーツカーやオフロード車に見られるような、

『運転するためだけ』のような車を、

自動車メーカーが造らなくなった、

というより、

造れなくなったことが大きな理由です。。

つまり、

車を通勤や通学、普段の買い物など、

ほとんどが実用的な用事、

日常生活の足としてしか使わなくなったため、

新しく発表される車も、

それに適した車にせざるを得なくなったからです。

なので、自動車メーカーや

販売に携わっている僕たちは、

車が売れにくくなった理由を、

『若者のクルマ離れ』とか言って、、

若い世代のせいにしちゃいけないんですね・・

そんな世間の通り相場を鵜呑みにして、

そのまま進んでいってしまうと、

この先、自動車という乗り物が、

『地方だけの乗り物』とか、

『単なる移動の道具』になってしまいます。

真実から目を背けちゃいけません・・

実際には、

『燃費競争』に代表されるように、

車を『実用的な性能』にだけ焦点を絞って、

拡大を続けてきたというビジネスモデル自体が、

今のような状態を生み出したんです・・

かといって今後、

昔と同じような『ドライブ』をするために、

車を買う人が増えることは、まず考えられません・・

その反省も含めて、

国内の自動車メーカーは、

『自動運転技術』を搭載した車を走らせることで、

実はその巻き返しを図っています。

これも世間の通り相場としては、

自動車メーカーが、
『安全』とか『交通事故防止』のために、

自動運転技術をアピールしているように映りますが、

実際には、その技術を利用して、

『ドライブの楽しさ』を再び人々に伝えるため、

今風にアレンジしているんです。

そうやって、

車に振り向いてくれる人々を増やすしか、

『自動車』が生き残る道はありません。

じゃあ何で、

この方向に進んだのかというと、

実はアメリカのＩＴ業界など異業種が、

自動車ビジネスに参入し始めたことで、

日本国内の自動車メーカーも、

ようやくそれに気付いたんですね〜

しかし、

自動車メーカーにもプライドがありますから、

表向きには、
『安全』とか『交通事故防止』と言ってるだけなんです。

もっと素直になればいいのに・・と思いますが（笑）

という訳で僕は、

『ハイブリッドカー』とか『電気自動車』など、

色んな目新しい技術の中でも、

この『自動運転車』だけは、

特別注目していますし、

また真剣に勉強している技術でもあります。

関谷はやと

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