中国自動車メーカーの脅威! 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

4月19日より中国の上海市で、

世界の自動車メーカーが集まった展示会

『上海モーターショー2017』

が開催されています。

モーターショーの時には、

いま現在販売されているニューモデル以外にも、

各メーカーによって、

これからの方向性を形にした、

『コンセプトカー』

と呼ばれる車も発表されたりするので、

見ていて、とてもエキサイティングです。

本当は実物を見たいんですけどね〜

しかし!

『僕の予算とスケジュールの都合上』

という言い訳で、

取りあえずインターネット速報を見ています・・(笑)

速報によると、

どうやら今回の上海モーターショーでは、

『完コピショー』

の様相を呈しているらしい、とのこと・・

どういう事かというと、

中国国内のメーカー各社が、

いわゆる『世界の高級車』のスタイルを、

『完璧なまでにコピー』しているんだそうです。

僕も画像を見ましたが、

ドイツのポルシェ、アウディ、

イタリアのランボルギーニ、

イギリスのジャガー
(現在はインドのタタという企業グループの傘下)

の最新モデルを、

それこそ『完璧に』というか、

見方を変えれば『本家モデル』以上に、

出来栄えの良い外観に仕上がっています。

まあ、あくまで工業製品としての、

『出来栄え』ですけど・・

自動車サイトを運営している

日本企業の記者によると、

製造技術や出来栄えについて、

一定の評価はしているものの、

『ニセ○○』とか『○○もどき』とか、

さらには、

インスパイア(良い影響)とはかけ離れた、

『パクリ』とか『したたかさ』などと、、

そもそもメーカーとしての方向性、

『コンセプト』の方は酷評していました・・

記事を読んでいた僕も、

『なるほど、記者の言う通りやな〜』と、

頷きそうになりましたが・・

でも一瞬『ちょっと待てよ・・』と、

ある思いが頭をよぎりました・・

これって、

表現は適切じゃないかも知れませんが、

『中国メーカー=パクリ、偽物』という、

固定観念で製品を見ているんじゃないかと・・

たしかに、

表面的なスタイルは『パクリ』かも知れませんし、

事実、それまでの中国企業って、

節操なく物まねをして、

『偽物、コピー商品』を作ってきました・・

まあ、、周囲の評価に対して、

当の本人たちは、いつだって、

『全く違う製品だ!』と、

頑なに開き直っていますが・・(笑)

僕は『したたかにパクる』のが、

いい悪いとか言ってるんじゃなく、

こういう問題って、

本家といわれる当事者が『静観』してるなら、

周りがあれこれ言わなくても、

『別にいいんじゃないか』と思ってるだけです。

おそらく本家の自動車メーカーは、

もっと核心に触れた、

『大切なコンセプト』を持っているので、

スタイルだけを真似たって、

お客様を感動させるような車は作れないぞ、

と、そう思っているはずです・・

その証拠に、

ある商品に目を向けてみたとき、

『日本メーカーだって一緒やん!』

と思わざるを得ないレベルなのに気づいたんですね。

それが、

アメリカの『iRobot社』が開発した、

『ルンバ』と呼ばれる、

床を掃除する円盤型のロボットです。

この手の商品って、

『作ってない会社』がないくらい、

日本の大手家電メーカーはみな、

ソックリな製品を『作って売っています』

しかし、

『iRobot社』は、
日本の家電メーカーを訴えるどころか、

もっといいものを作るためのヒントをくれる、

と前向きです・・これが本質だと思います。

こんな状況でも、

中国の自動車メーカーのことを、

『完コピ』『パクリ』だとか言って、

酷評できるんでしょうか?

これと似たような例で、、

最近、
特に日本の議会なんかを見ていると、

相手にあれこれ言ったがために、

逆に痛いところを突かれるという、

『やぶ蛇』

これを最近じゃ

『ブーメラン現象』って言うんですか?

こんなやり取りに、

貴重な審議時間を無駄に費やして

その結果いつまで経っても、

問題の核心にたどり着くことができない、

といった風潮になっています・・

見てて情けなくなりませんか?

核心が突けない議論を持ちかける方も、

持ちかける方ですが、

そんな議論にムキになる方もなる方です・・

仮にも選挙で選ばれた人達です、

どっちもどっちやろ、、なんて、

呑気なことじゃ済まされないんです!

問題は山積しているんです、

『本質・核心に触れろ!!』ですよね。

スイマセン、、熱くなってしまいました・・

話を戻しますと、、

僕が心配しているのは、

こうやって、
上海モーターショーのように、

表面的なイメージに囚われているあまり、

中国メーカーによる、

製造技術のレベルアップや、

労働力の確保や原材料調達を含めて、

価格競争力を身に付けたうえに、

高品質な製品を作ることが可能になった、

といった本質を見失ってしまい、

気が付いたら、

『他国企業の下請け』

しかできない日本企業になってしまうことを、

心配しているんです。

誤解のないように言いますと、

『下請け』すること自体が問題なのじゃなく、

競争力や主導権を失くした結果、

『下請けしかできない状態』に、

なってしまうことが問題なんです・・

そのために僕たちは、

それぞれ自分のビジネスを通じて

『価格』だけじゃない『様々な価値』

つまり本質の部分を、

お客様に届ける努力をしなくては、

そっぽを向かれてしまうぞ・・と、

そう改めて感じされられました。

関谷はやと

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