材料の異種格闘技 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

先日、
お客様に買っていただいた新車の軽自動車を、

納車前にエンジンルームをチェックしようと、
ボンネットを開いた時のこと、、

「あれっ!?軽(かる)っ・・」

よく見ると鉄板じゃなく、
プラスチック製のボンネットだったんです。

そして、エンジンルーム内を覗き込んで、
さらにビックリだったのが、、

フェンダーパネル(タイヤ周辺の外板)までもが、
なんと、プラスチック製!!

これじゃあ、、実寸大のプラモデルです。

毎日、色んな車に関わっている僕としては、

鉄製のバンパーから、
プラスチック製のバンパーに変わった時ぐらいの衝撃です。

たしかに、
車がプラスチック化している流れも、
今に始まったことじゃないんですけど・・

でも、ぶつかった時の安全性とか、
大丈夫なんでしょうか?

ところで、
このメルマガを読んでくれているあなたも、、

多分ここで疑問に感じたことがあると思います。

それは、

そうまでしてプラスチック化する理由って、なに?

じゃないかと思います。

いろんな理由のうち、代表的なものが、

『軽量化による燃費向上』です。

鉄とプラスチック、同じ大きさならどっちが軽いか?

分かりますよね。もちろんプラスチックです。

また車の燃費も、
重い車より軽い車の方が燃費がいいです。

荷物をたくさん積んだ重い状態と、
空荷で軽い状態とでは、
どちらの方がエンジンに力が必要でしょうか?

とうわけで、
これがプラスチック化する理由の一つです。

僕たちのビジネスにとって、

車の燃費性能が良くなってくれると、
買い替えをおすすめする時のセールストークにはなりますが、

実は、
そんな理由を吹き飛ばすほどの深刻な問題が、

このプラスチック化には潜んでいたんです・・

それが、
『塗装済みボンネット』の登場です。

三栄自動車でも、
車をぶつけてしまった時の修理サービスとして、

『鈑金塗装』という仕事をやっています。

例えばボンネットを交換するときには、
車の色に合わせた塗装を行っているんですけど、

あらかじめ塗装されたボンネットが出回ってしまうと、

この仕事が無くなってしまいます・・

これは三栄自動車にとって深刻な問題です。

しかし、僕一人の力だけじゃ、
このプラスチック化の流れはどうすることもできません。

ならば、次の手を打って、
この流れに乗ることを考えなくては・・

頭では分かっているんですけど、

残念ながら、
今すぐには思いつけてない状態です(泣)

このように、車の材料って、

時代の流れと共に変わっています。

自動車の進化って、
異なる材料同士の戦いの歴史でもあります。

金属製バンパーから、
プラスチック製バンパーに変わった時、

当時の人々は、
この問題をどうやって乗り越えてきたのか?

幸いなことに三栄自動車には、
この道40年以上の超ベテラン技術者が3名もいます。
そのうち2名は50年以上のキャリアです。

この人たちから教えてもらうのが、

いま僕が抱えている問題を解決する、
一番の方法だと思っています。

関谷はやと

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