消えないライン 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

ついに『自動運転のクルマ』が発売されます。

8月にニッサンから発売予定の、
『新型セレナワゴン』という8人乗りのワゴン車に、
自動運転機能のオプション装着ができるとのこと。

従来は、車間をキープしたり、
走行レーンからはみ出しそうになると、
警告をだしてくれたり、

どちらかというと、
安全運転支援を重視した機能でした。

そこから、もう一歩進化したのが、
ニッサンのセレナワゴンです。

なんと、、
今までになかった機能として、
低速時でもハンドルから手を離したままで、
カーブ走行も可能だということです。

自動運転のクルマが、
本当に現実のものとなってきましたね・・

この先、
どんどん進化していく自動運転技術ですけど、

この技術を支えるために、
とても重要な役割を負っているんですけど、

その割に、
あまり注目されていないことがあります。

それが『道路の白線(ライン)』です。

たとえば、
走行レーンを自動で維持するシステムは、

車と道路上の白線との間隔を、
高性能カメラで検知して、
コンピューターで割り出すことによって、

今走っている位置で大丈夫だとか、
このまま白線に近づいたら危険だとか、

そういったことに利用されています。

車の位置情報ならGPSがあるじゃないか?

そう思う人もいるでしょうが、、

しかしGPSは、
トンネルに入ったり、
山陰を走行したりすると、

ほんの一瞬ですが、
衛星が自車を見失ってしまい、

その結果、
どうしても自車の位置がずれてしまいます。

そこで、
道路の白線を利用する方法を思いついたんですね。

大抵の道路には、両脇に白線が引いてあるので、

これならGPSよりも確実に、
自車の位置を検出できます。

ということから、

今の自動運転を支えているのは、
間違いなく『道路の白線』だと思います。

そこで重要になってくるのが、
白線(ライン)の品質ですよね。

もしも道路に施工してあるラインが、
所々引かれてなかったり、

せっかくラインを引いても、
すぐに消えてしまってたら、

危なくて自動運転はできませんよね・・

実は、、
三栄自動車のお客様の中に、
白線(ライン)を引くのが専門の企業があって、

僕は以前、そこのスタッフさんに、

『ラインの材料は何ですか?』と聞いたことがあります。

すると、
樹脂と砂を混ぜたような材料だと教えてくれました。

ペンキや塗料じゃなかったんですね、、
その節は失礼しました・・

材料にはそのほかに、
白線の場合は白い顔料、
黄線の場合は黄色い顔料が混ぜてあって、

それを高温で練り上げながら作るそうです。

この時の温度と練り具合が
ラインの品質として大切で、

これがうまく混ざってないと、
施行後すぐにラインが割れてしまったり、

道路のアスファルトに密着しなかったりするそうです。

外気温や天候に合わせて練り具合が必要だという、
まさに職人技の世界です。

しかし、
日本の素晴らしい技術は、
ここにも活かされていて、

最近では、
ラインの材料も改良されたおかげで、
今までのような職人技を必要としなくても、

施工しやすく、
そのうえ耐久性も上がっているようです。

『自動運転のクルマ』といって、

車ばかりが注目されていますが、

それを周辺で支える技術があってこそです。

こういった技術の総合力で、

日本の企業が、
世界の自動運転車をリードしていってほしいです。

関谷はやと

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