雨の日、運転で思うこと 

From:関谷はやと

松山地方、今日の天候は激しい雨です・・
でも、雨上がりに雷が鳴ったりしてるので、
もうすぐ梅雨明けするんじゃないかと・・

さて、、
僕が車に乗り始めたのは、

今から30年ほど前でした。

そのころ、
今日のような雨の中、車を走らせていて、
交差点などでブレーキを掛けようとしても、

車はすぐに止まらず、
スーッと進んで、
危うく前方車にぶつかりそうになったり、

怖い思いをしたことが何度かありました。

教習所でも教わったかと思いますが、

こういった時の対処法は、
ブレーキを数回に分けて踏むという、

『ポンピング・ブレーキ』が有効です。

特に雨の日など、
なぜブレーキが効きにくくなるんでしょうか?

答えは、ブレーキもタイヤも『水ですべる』からですね。

そしてもう一つ『ブレーキが水で冷やされ過ぎる』

これも、少なからず影響しています・・

そもそも車のブレーキというのは、

タイヤの回転運動を止めるためのものです。

それには、
ブレーキ・ディスクと呼ばれる、
金属製の円盤がタイヤの内側に装着されていて、

その円盤を、
ブレーキ・パッドと呼ばれる、
摩擦材で挟み込むことによって、

タイヤの回転運動を止めます。

また別のブレーキのタイプとして、

ブレーキ・ドラムといって、
楽器のドラムと同じ形のものが、
タイヤの内側に装着されているのもあります。

この場合は、
ブレーキ・ライニングという、
ドラムの中から押し広げる動きの摩擦材を使います。

いずれも、
タイヤの回転運動(エネルギー)を、
ブレーキの摩擦材で止める、
(摩擦=熱エネルギーに変換する)ことです。

このとき重要なのが『摩擦=熱』です。

熱すぎても冷やしすぎても、
ブレーキの効きが悪くなります。

雨の日や冬の時期、
ブレーキが効きにくいのもそのためです。

もちろん、
下り坂などでブレーキを踏みすぎると、
ブレーキが効にくくなるのも、

同様に熱の影響です。

もちろん、

摩擦するところに『水』が侵入すると、
『滑る=摩擦が起きにくい』ので、
これでもブレーキが効きにくくなります。

ところで、
そんな怖い体験をしてたころ、

僕がアルバイトでお世話になっていた、
中古車販売店で取り扱っていたのが、

おもにヨーロッパ製の輸入車でした。

お客様の車やお店の車を、
商談やメンテナンスのため、

回送することが結構あったんですけど、

そのときに感動したのが、

雨の日の高速道路でのブレーキ性能でした。。

とにかく『しっかりと効く』という感じです。

これは衝撃的でしたね。

その時教えてもらったのが、

『日本は低速走行、しかも渋滞』
『ヨーロッパは高速走行、しかも長距離』

この車の使い方が、
そのままブレーキの性能に現れてたんですね。

なので、
ヨーロッパ車で日本の低速走行の道路で乗ると、

逆に効きにくかったです。

しかし現在では、
ヨーロッパ車も日本向けモデルとして、
特別仕様で輸出してきているので、

そのようなことは、
あまりないとは聞いています。

こんなふうに、
ブレーキひとつでも、
その国の特徴が現れるんですね。

関谷はやと

***********************

メールマガジン【三栄自動車のメルマガ】

発行責任者:関谷はやと (三栄自動車整備工場)

〒790-0054 愛媛県松山市空港通2丁目14番7号
ホームページ:  https://3ei-j.com/
メールアドレス: info@3ei-j.com

***********************

メルマガの配信を解除される方は、
コチラをクリックして下さい。

http://abaql.biz/brd/55/3ei-jseibi/mail_cancel.php?cd=05rtLFeSX90Bk1

愛媛・松山のレンタカー・車検整備・板金・塗装なら
三栄自動車!
TEL:089-972-1082 受付時間 9:00-19:00
(祝祭日は9:00-17:00/但しサービス工場は休業)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次の記事

再会