見てみたいですよね? 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

「トヨタは超二流を目指したい・・」

先日行われた株主総会の席での、
トヨタ自動車社長の発言です。

この言葉には、
様々な受け取り方がありますが、

発言された本人の真意として、

我々(役員)は、
元々能力が備わった一流の人(役員)だと思っていないので、、
がむしゃらに努力をして一流を超える超二流を目指す。

という真意だそうです。

他メーカーのことではありますが、
最近の車業界は、燃費データ問題などもあり、

お客様に対して、
また経営に取り組む姿勢にも謙虚さが求められています。

それを車業界全体のこととして、
受け止めた上での発言だったと感じました。

こういった姿勢って経営にも表れます。

たとえば、
実際にトヨタの工場へ見学に行くと、

安全性に問題がなければ、
かなり踏み込んだところまで見せてくれます。

中には、他のメーカーに見せたくないような所もです。

これはスゴいですね!

ただし、小学校低学年限定ですけど・・

だって大人って、
すぐケータイで写真を撮るでしょう?(笑)

まっ、いまのは冗談ですが・・

とにかく、
真面目に造っているところを見てもらえれば、
お客様は正しく評価してくれる、、

こういったお客様との信頼関係が、
企業をより強くしてくれていると思いませんか。

ところで、

実際に燃費データ問題をやらかしてしまった企業、、

三菱とスズキなんですけど、
この先、どうやってお客様の信頼を取り戻していくか。

その取り組みに将来が左右されます。

僕は、危機管理とか、
リスクマネジメントの例題として、

もし自分が三菱やスズキの経営者だったら・・と、

時々アイデアを・・

というか、自分なりの戦略を持って、
もしもの時に備えるようにしています。

こういった問題って、
絶対に防がなくてはならないし、
そもそも、あっちゃいけないんですけど、、

それでも、
どんな要因がつながって結果を招くか、
予想がつかない場合もありますので、

あえて、
いろいろと考えるようにしています。

燃費データ問題の場合、

まず、どうやって燃費を測定しているのか、
お客様って知りませんよね。

知らないから、なおのこと不安になって、
色々報道されるたびに不信感が募っていきます・・

悪循環ですね・・

そこで、まず燃費データ問題について、
知ってもらう方法として、

お客様をテストコースに招待して、
正しい方法で燃費データ測定をしているところを、
見てもらうようにします。

さきほどのトヨタの工場見学に習うんです・・

そして今度は、
自分たちが今までやってきた、
間違った燃費測定方法を見てもらいます。

そして『事実』を見てもらう事だけに焦点をあてます。

お客様が燃費に対して、
正しく、深く理解してもらえるように努力します。

たとえその時、
お客様からどんなことを言われたとしても、
絶対に言い訳はしたらダメです!

しかし当事者のこういった行動は、

マスコミ関係者にしてみたら、
ある意味、『マスコミの報道は正しく伝えていない』と、
と受け取られるかも知れません。

それでもお客様に、
事実を伝えることを徹底しないといけません。

その上で、お客様に『ダメ』と判断されたら、
厳しいですが、もう会社を解散してやり直すのみです・・

なぜなら、

車って高額な商品で、いざ買うとなると、
それなりの思い入れがないと、
なかなか買える商品じゃないですよね。

自分が乗っている車のメーカーが、
もし問題を起こしてしまったら、

そのメーカーに対して、
失望もしますけど、とにかく正しくあってほしい。

三菱、スズキの経営者は
お客様のこういった思いを受け止めて、
今後の経営に取り組んでほしいと思います。

関谷はやと

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