色を付ける 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

あなたはいままでに、

『見えないもの』のせいで、
困ったことはありませんか?

僕たちが、
車のメンテナンスをやっていると、

よくこの『見えないもの』に、
手間を取られて困ることがあります。

たとえば、『電気』です。

電気って、

雷とか静電気みたいなもの以外、
直接目には見えませんよね。

もうひとつは『気体』です。

車のエンジンにとって必要な空気や、
エアコンを作動させるために必要なガスも

すべて気体です。

そして、
車が世の送り出されてから、
ほぼ100年。

僕たちメカニックは、

この『見えないもの』
との格闘する毎日でした。

それを技術の進化と共に
解決していったのです。

まず見えない気体を、
見えるようにするには・・

エンジンが動くためには、
空気が必要です。

低速で走るときは少ない空気量で、

反対に高速道路を走るには、
よりたくさんの空気量が必要です。

そして、
空気量を測る方法として、

軽い材質のもので作られた
『フロート(浮き子)』を作りました。

フロートに空気を当てると、

空気量が多いときは、
フロートが大きく動き、

少ないときは小さく動く。

エンジンに必要な空気の量は、

こうやって、
見えるようになったんです。

次に、エアコンガスです。

これはとても厄介です。

なぜかというと、空気のように
どこにでもあるものではなく、

しかも家庭用のエアコンと同じく、
密閉されたパイプの中に入っています。

車用エアコンのパイプって、
エンジンルーム以外は、
ほとんど見えない場所に隠れています。

それが車の振動によって、
パイプの接続部分からガス漏れを起こして、

終いにはエアコンが作動しなくなります。

車用エアコンの不具合原因の中でも、
多いのがガス漏れです。

しかも、
ガス漏れは微量な上、

ガス自体が無色透明で目に見えないので、

不具合箇所を見つけるのには、
とても大変でした。

そこで登場したのが、
エアコンガスの着色剤です。

『色を付ける』

最もシンプルな発想で、
誰もが口にしていたのですが、

技術的には色々と難しいところがあり、

ようやく実現したのが、
いまから20年ほど前なんです。

この着色剤のおかげで、
エアコン修理の精度が、かなり向上しました。

そして現在では、
エアコンパイプの接続方法が、
より振動に耐える形になりました。

それと同時に、
車のエンジン自体の振動も、
より少なく抑えられるようになりました。

外から見る車の形って、
それほど変わりませんが、

こんなふうに、
内部で機能しているものって、

本当に日々進化しているんです。

関谷はやと

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