使用済みタイヤの活用法 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

今朝の自動車業界向け日刊紙の記事に、

『廃タイヤから電極材』という見出しがありました。

よく読んでみると、

パソコンやハイブリッドカー、
電気自動車でも使われている、

『リチウムイオン電池』と呼ばれる電池の材料に、

なんと!

使用済みになった『廃タイヤ』が、
素材として利用できるように開発が進んだ、

とのことです。

さらに読み進めると、、

タイヤ材に含まれる、
『炭素(カーボン)』という物質を取り出して、

電池のマイナス電極に利用できるそうです。

しかも、廃タイヤの重量比で、

約2割もの電極材料が取り出せるため、

そうなると、
低コストで質の高い電極が作れる見込みだそうです・・

今回、廃タイヤを利用して、
炭素を取り出す技術を開発したのは、

やはり日本の企業でした・・さすがだと思います。

ちなみに、

僕たちの身の回りでも、

『廃タイヤ』って利用されています。

本当に身近なものだと、

『公園の遊具』です。
カラフルに塗装されたタイヤが、

地中に半分くらい埋まってるアレです。

ほかには、

学校の運動会で、
『障害物競争』や『タイヤ奪い競技』などで使われてます。

さらには野球部やソフトボール部員の

バッティング練習用として、

同じく廃タイヤにロープを巻き付けて、

その端を腰に巻いてグランドを走る、、

といったトレーニングにも使われていますね・・

また産業用や大型トラック用など、
タイヤの用途によっては、

タイヤ表面を再度貼り直して、
『再生タイヤ』として利用されています。

とまあ、、この辺りは、

廃タイヤそのものを、
原形のまま利用していますが、

こうやって見ると、
廃タイヤって意外と利用されているんですね〜

さらに進むと、

廃タイヤを数センチ角のチップに切断して、

道路を敷設するときのクッション材として、

アスファルトの下の下辺りに使われています。

それ以外には、
廃タイヤのチップを『燃料』として、

セメント工場や製鉄所などで、

石油や石炭の代わりに利用されています。

とこんな具合に、

今までは『廃タイヤ』を、

『取りあえず何かの代わりに、、』
みたいな利用方法しか思いつかなかったものが、

『リチウムイオン電池の電極材』にまで、

利用されるようになろうとは・・

タイヤを取り扱っている僕としては、

何だか我が子が出世したようで嬉しい限りです(笑)

では、、どうすれば、

廃タイヤのような身近な廃材から、

新しい素材として利用することを
思いつくことが出来るんでしょうか・・?

ところで僕たちは、

車にしろタイヤにしろ、
本来の目的や用途が済んだら、

『廃車』とか『廃タイヤ』としか、
見ませんよね。

車業界にいる僕でさえ、

『中古車で売れるやん』とか、

『リサイクル部品が取れるやろ』

といった程度です・・

それが『廃タイヤ』を見て、

電池の電極材に利用しよう、、

って思いつくためには、

廃タイヤのような廃材に対して、

その形だけにとらわれるんじゃなくて、

シンプルに『素材』として、

しっかりと見極める目があって初めて、

『廃タイヤから炭素を取り出す』

という発想が生まれるんだと思います。

やっぱりどの分野でも、

『目の付けどころ』って大切ですね〜

関谷はやと

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