暑い夏の出来事
From：関谷はやと
プライベートデスクにて。
まだまだ暑い日が続いています。
体調を崩されてはいませんか？
先日も、お昼前の超がつくほど蒸し暑い中、
お客様がキズをつけてしまった車の外装修理のため、
松山空港近くにある三栄自動車の第２工場に向けて、
車を回送していた時のこと・・
工場付近に停まっているトラックの荷台から、
白い煙が上がっているのが遠くから見えました。
「排気ガスが白いやん・・エンジン調子悪いで・・」
と、僕は一人でつぶやきながら、
そのトラックに近づいてみると、
トラックの運転手と思われる、
ガテン系のお兄ちゃんが、
トラックに向かって消火器を振り回していました・・
「荷台から火が出とるやん！！」
僕は目を疑いました・・
何とトラックの荷台から炎が上がっていたんです！
でも、幸いに炎は小さく、
消火器だけで事なきを得た感じだったので、
そのままトラック横を通過し、
第２工場に到着しかけた時、
工場近くで仕事をしている企業の人たち皆が、
消火器を両手に、
燃えているトラックへ駆け寄っているじゃありませんか。
「あれ、、！？火は消えてたはずやけど・・」
僕はそう思って、
再びさっきのトラックに目をやってみると、、
今度は勢いよく炎が上がっていたんです！
その様子を見ていたら、
先ほどのガテン系のお兄ちゃんが、
「すいません！消火器を貸して下さい！」
慌てた様子で叫んでいたので、
「こりゃあ大変や！」そう思い、
僕は工場のスタッフたちと、
消火器を持ってトラックに駆け寄っていきました。
そこで僕は、お兄ちゃんに向かって、
「何に火が着いたの？」と尋ねてみると、
「荷台に積んでたポンプのエンジンです！」
と答えたので、さらに詳しく聞いてみたところ、、
松山市から、
街路樹のかん水を請け負っていた業者さんらしく、
水汲みをするポンプのエンジン付近にある、
ガソリンタンクのキャップを開けたところ、
いきなりガソリンが噴出したんだそうです。
恐らく、、
この暑さでタンク内のガソリンが蒸発したことで、
タンクの中の圧力が上がり、
キャップを開けた途端ガソリンが噴出し、
何かの拍子に引火したんだと思います。
トラックの荷台を見てみると、
噴出したガソリンが地面に滴ってました・・
これは、非常に！というより、
超が３つくらい付く危なさです！
程なくして、消防車が続々と到着し、
的確な消火活動によって、
ケガ人もなく無事に済んだようでしたが、
特にこの暑い時期、
ガソリンは蒸発しやすくて本当に危ないので・・
もしあなたが自分の車に、
ガソリンをセルフ給油されているなら、
今一度気を付けて下さい・・
ところでこの日は、
どういう訳か、
ガソリンにまつわるトラブルが、
実はこの後、もう一件発生してたんです！
三栄自動車のレンタカーを使ってくれているお客様から、
「車の下から油が漏れているんです・・」
という連絡を受け、急いで現地へ行ってみると、、
本当にその通り、
何やら地面が油で濡れている様子でした。
車の下を覗き込んでみると、、
ガソリンタンクの底から、
ポタポタとガソリンが漏れていたんです・・
どうやら、
悪路を走行した時に石か何かを跳ね上げて、
運悪く、
それがガソリンタンクに当たってしまい、
タンクの底に穴を開けてしまったようでした・・
僕たちメカニックが、
いくら故障車を運転するのが上手だといっても、
これは絶対に出来ません・・
もし運転でもしたら、
過熱したマフラーなどでガソリンに引火して、
それこそ『火の車』になってしまいます。
会社経営においても、
『火の車』は避けなければなりませんが、
このリアルな『火の車』は命を取られるんで、
もっとヤバいです！
という訳で、こっちのトラブルは、
レッカー業者さんにお願いして、
故障車を運んでもらいました。
関谷はやと
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