座って通勤　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

先日、東京に出張へ行ったとき、

私鉄、地下鉄、山手線、ＪＲ在来線など
いろんなタイプの電車に乗りましたが、

週末から、
土日にかけてのスケジュールだったこともあり、

身動き一つ取れないような、
朝の通勤ラッシュには遭遇しませんでした。

僕のような地方に住んでいる者にすれば、

『通勤ラッシュ』に、
一度くらいは体験しても、と思うんですけど・・

でも、たぶん一度でも体験すれば、
「もう、ええわ」となるでしょうね。

毎日何十分も、
場合によったら１時間も２時間も、
身動きが取れない状態で電車に乗るなんて、、

あまり想像したくない場面ですね。

それが、
ニュースの一コマで見かけたんですけど、

通勤時間帯にコースを限定した座席定員列車、

つまりシートに座れる人数までしか乗車できない、

『有料シート制』を設定したところ、

それが好評で、
常時８割方の稼働状況なんだそうです。

電車の車内という限られた空間の中で、
周囲に気を遣うのって、正直疲れます。

それが毎日だと、憂鬱になりますよね・・

僕のように
毎日電車に乗ってなくても、

分かりますよ、その気持ち・・

通勤時間中に、
たとえば本を読んだり、
何かの資格取得のためのテキストを聴いたり、

あるいは移動時間を、
次に備えるための時間に充てたりしようとすると、

立ちっぱなしと、座るのとでは、

当然結果が違ってきます。

でも、
そんなに良いサービスなら、
何で今までなかったんだろう。。

疑問に思って、調べてみると、

この有料シートのサービス、

夕方以降の退社時間帯向けには、
すでに存在していたそうです。

たしかに夕方だと、
退社時間にも幅があるんで、

駅のホームも電車も、朝と比べると、
混雑具合が違います。

ニュースにも書いてありましたが、
夕方のサービスが好評だったうえに、

朝のサービスも実施してほしい！
というリクエストも多かったので始めたそうです。

でも、、

ということは、シートに座らない乗客、
つまり、立ち乗りＯＫの乗客の人たちが、

その有料シート便を見送ったとしても、

駅のホームや、
次の普通便がスムーズに運行できるように、

ダイヤを組み直す必要がありました。

さすがに、これは、
常に時間通りの運行を可能にしている、
日本の鉄道ならではのサービスです。

そして、
もっとも大切だけど、

意外と見落とされがちなこと、、

そうです、
あなたや僕のような乗客の人たちが、

日頃から、、というより習慣的にルールを守り、

本当に協力的に乗車しているからこそ、

このようなサービスが実現したんだと思います。

関谷はやと

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