バッテリーパック　

From：関谷はやと

今日は年１回の受講が義務付けられている
メカニック向けの技術講習会に参加してきました。

例年なら、
受講資格を持ったメカニックが参加するんですが、
ありがたいことに整備の入庫数が多く忙しいため、
代わりとして僕が数年ぶりに受講することに・・

ちなみに今回のテーマは、
いま僕が最も関心を持っている
ＥＶシステムについての講義だったので、
ほぼ丸１日の受講スケジュールでしたが、
楽しく学べました。

しかも教材となる車種が、
（といってもテキストベースですが）
トヨタ初の量産型ＥＶ『ｂＺ４Ｘ』
（ビジーフォーエックス）だったので、
ここ最近無いくらい真剣に受講しましたよ（笑）

ところで、
いつもこのメルマガを読んでくれている
あなたが、ＥＶについて素朴な疑問というか
関心があるとすれば、きっと１回の充電で
何キロくらい走ることができるのか？

いわゆる航続距離だとか、
充電に要する時間が何時間くらいなのか？
といったバッテリーの性能に関する内容
じゃないかと思います。

そこでテキストに書かれている情報を見てみると、
ＦＷＤ（前輪駆動車）で５５９ｋｍ
４ＷＤで５４０ｋｍとなっていました。

また充電時間については、
家庭でできる普通充電と公共の急速充電の
２パターンがあって、
それぞれ最短で普通充電が１２時間、
急速充電なら約４０分と
まあ、国産ＥＶの標準的な数値でした。

ところが、、
バッテリーに関するもっと重要な情報が、
テキストに載ってなくてですね・・それが
『バッテリーパック（ユニット）の重さ』です。

というのも、、
同程度のエンジン車と比較した場合、
バッテリーパックの重さを含んだ
車そのものの重量が道路や環境に対して、
どの程度の負荷を掛けているのか？

それが分からないと、
単に航続距離や充電時間といった
使い勝手に関する性能面の表示だけで、
優れていると言われても、

『ｂＺ４Ｘ』のように環境性能はもちろん、
話題性でも最先端のモデルに乗っている
ユーザーにとっては、
何となくスッキリしないと思うんですよね。

そこで休憩時間の際に講師に尋ねてみると、
『ちょっと調べてみます』という返事のあと、
９６個の電池をパッケージした重量で、
４８１ｋｇ（意外と重かった・・）
という回答を頂きました。

これは同サイズのエンジン車のＳＵＶに、
ちょうど軽自動車の半分くらいの重さを
足したようなイメージになります。

関谷はやと

 
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