２１１５年って９２年後かあ・・的な話　

From：関谷はやと

車業界向けの日刊紙に、
高速道路料金の徴収期間が最長で
『２１１５年』まで延長されることが決定した、
という記事がありました。

ちなみに高速道路の通行料金は、
建設されてから６５年以内に償還し（完済）
その後は無料化される、というのが
当初の決まりになっています。

ところが２１１５年といえば、
今から９２年も先の話なので・・
ということは今回の決定が事実上、
『高速道路無料化は事実上の撤回では！？』
という声も上がっているんですね〜

たしかに高速道路に限らず
道路って一度作ったら終わりじゃなく、
その後も定期的なメンテナンスが必要なので、
永続的に経費が掛かります。

さらに高速道路となれば、
一般の道路より丈夫にする必要がありますし、
大きな走行音に対応するため、
住宅の少ない場所に設置して騒音被害を
抑えなければならないため、
必然的に山間部を通ることとなり、

すると山を貫くためのトンネルや、
山と山を渡す橋をつけるなど、
一般の道路よりも
膨大な建設費用が必要となります。
もちろんメンテナンス費用も同様です。

しかもそれだけじゃなく
新しい道路はどんどん作られているので、
現状のままだと高速道路が無料になるなど
永遠にやって来ない気がします。

そう考えると、
『当初は無料になるとしてましたが、
やはり撤回します』批判覚悟でも
そう言った方がスッキリするんですけど・・

ではなぜ撤回じゃなく９２年も先の
２１１５年まで延長されたんでしょうか？

そこで厚生労働省のデータから
２１２０年の人口予測を見てみると、
現在の約１億２千６百万人から
６０％少ない４９７３万人になっています。

ということは、
今と比べて車の台数も減少するはずで、
すると新たに道路を作る必要も減り、
さらに必要じゃない道路も出てきます。

たしかに、
安全のために道路を取り壊すとなると、
それなりの費用は掛かりますが、
メンテナンスが不要となるので、
その分は差し引きできますからね。

そんな訳で、
高速道路料金の徴収期間が
２１１５年までに決まったじゃないかと。

まあでも今回の延長で
最後にして欲しいなあ、というのが、
利用者・納税者の素直な気持でしょう。

関谷はやと

 
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