急に注目され始めた『水素』　

From：関谷はやと

気候変動の一因とされるＣＯ２
（二酸化炭素）排出量削減のため、
自動車の燃料は、全てではないものの
エンジン車に使われていたガソリンから
走行時にＣＯ２を発生しないＥＶの
電気へと移りつつあります・・

そうした背景から、
世界の主要な自動車メーカーも
ＥＶの生産割合を増やしています。

中には１０年とか２０年後に
エンジン車から全ての新車販売を
ＥＶ（電動車を含む）に切り替える、
と発表しているメーカーもいて、
ＥＶへの機運は高まっていますが・・

ただ、さっきお話ししたように
ＥＶへの方針は示しているものの
現状はというと、、

普及台数の少なさもあり
同クラスで比較すると、
エンジン車よりも車両価格が高く、
充電１回あたりで走行できる
『航続距離』の短さや
ガソリン給油と比べて充電に時間がかかるなど、
まだまだエンジン車の利便性には及びません。

そんな中、
特にヨーロッパの自動車メーカーでは、
国のエネルギー環境政策の方針と相まって、
日本よりもＥＶへの取り組みに
比較的熱心というか、
ＥＶ一択に突き進んだ感があります。

ところが、
まだＥＶが普及してもいないの今度は
水素を自動車の燃料に活用する動きが
世界中で見られるようになったんですね〜

たしかに水素だったら
エンジン車の燃料として使えるので、
既存の自動車メーカーにとっても、
ＥＶを開発するより馴染みやすいでしょう。

だったら最初から水素にすれば良いのに・・
って思いますよね。

まあこの辺は、産業の主導権をめぐる
国際間のし烈な駆け引きもあるので、
何とも言えませんが・・

でも当初はエンジン車からＥＶへの転換が、
もっと早く進められると踏んでたはずです。

ところがＥＶにとって、
最も重要な電池の素材（レアアース）が、
特定の国にしか埋蔵されていないため、
レアアースを調達するにも
国際情勢で左右されるケースが増えてしまい、
ＥＶの普及に国際間での格差が生じました。

その点水素であれば、
空気中にも水にも含まれているので、
調達方法においてはレアアースよりも
難易度が低いといえます。

関谷はやと

 
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