ボディーの作り方を変える『ギガプレス』
日本では上場企業の約8割が
『3月決算』を採用していることもあって
ちょうどこの時期は、
決算から3ヶ月以内に開催が決められている
『株主総会』の話題が多いんですよ。
先日も、トヨタの株主総会が
ニュースになっていましたが、
そのトヨタでは株主総会に先立つ形で
現在取り組んでいる新技術を公開していました。
その中で、
EVをはじめとする電動車向けの『電池』
については先日このメルマガでお話ししましたが、
それ以外にも、アメリカのEVメーカー
テスラが採用したことで注目されるようになった、
一体成型したユニットを接合してボディーを作る
『ギガプレス』という手法も取り入れるそうです。
ちなみに従来型のボディーは、
薄い鉄板を『プレス』と呼ばれる機械で成形した
パネルを溶接でつなぎ合わせて作っています。
このメリットは、
薄い鉄板を加工性に優れた溶接という方法で
組み合わせているため、強度を確保しながら
ボディー全体を軽く作ることが出来ます。
ただ、その分
ボディーを構成するパネルの数が、
数百点にも上ってしまうため、
完成させるまでに時間を要するのと、
精度を確保するのが困難になります。
一方でギガプレス(一体成型)の方は、
最初からボディーの機能部品を形取った
『ユニット』の型に溶かしたアルミを流し込んで、
圧力をかけて成形するため、
パネル溶接と比べて短時間で精度の高い
ボディーを作ることが出来ます。
例えるなら、
鉄板をプレスする工程と溶接する工程が
一つになったようなイメージです。
ところが、
ギガプレスには大型で高額な設備が必要で、
しかも溶かしたアルミを型に流し込むため、
ボディーで使うアルミの量自体は
パネル溶接で使う鉄よりも大量になります。
まあ鉄に比べてアルミの方が軽量なので、
ボディーの重量自体は大差ありませんが・・
ただアルミ価格は鉄板の約3倍もするので、
素材の価格が今後の課題といえます。
僕の想像ですが、将来のボディーは
ギガプレスという手法自体は変わらずに、
素材がアルミから強度のあるプラスチックへと
移っていくんじゃないかと思います。
関谷はやと
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