架装後のハプニング 


From:関谷はやと


前回のメルマガでは、
鮮魚運搬用の軽トラックの荷台に
FRPという船の船体と同じ材質でできた
水槽付き枠組みの架装作業を行った
というお話しをしました。

ベテランメカニックさんのサポートもあり、
無事に架装作業は終わったんですね。
ところが、
完成した軽トラックを移動させる際、
後方のウィンカーランプとテールランプが
左右とも点灯していなかったんですね。

もちろん架装作業前には、
そんな状態じゃありませんでした・・
まあ、どこか1カ所だけが点灯しない、
というなら電球そのものが切れている・・
そう考えるのが一般的な診断なんですけど、

今回みたいに、
左右同時に点灯しなくなったような場合、
メカニック的な思考では、
ランプ(電球)の所まで電気が流れていないか、
電気は来ているもののアース(接地)不良で、
ランプが点灯しないのかも・・と診断します。

というのも
今回の架装は鮮魚を運ぶのに
海水の入った水槽に空気を送るための
エアーポンプを装着したので、
電気配線や加工も行ったんですね。

その際、アース線の取付忘れとか、
付帯作業で外した配線の接触不良など、
様々な原因が考えらえるので、
ひと通り配線周りを点検したんですが、
特にこれといった箇所は見つかりません・・

さらに点灯していなかった電球を取り外して、
目視点検しても切れた様子はありません。

そこで念のため、
新しい電球と入れ替えてみたところ、、
何事もなかったように点灯したんですよ(驚)

つまり後方のウィンカーランプと
テールランプの左右とも合計4個の電球が、
同時に切れるというハプニングが起きてたんです。

考えられる原因として、
FRPでできた水槽付きの枠組みを
軽トラックの荷台に乗せ換える際、
車体に衝撃が及び、たぶんその振動で
電球内部の線が切れてしまったんだと・・

つまり、経年劣化のため、
いつ切れてもおかしくない状態だった電球が、
架装時の衝撃によって同時発生した。

そう考えるよりほか、
思い当たる原因は無いんですよね。

結果的には単なる電球切れでしたが・・
非常にレアなケースだったため、
メカニックとしての知識が邪魔をしたのか、
かえって遠回りな修理となりましたよ(苦笑)

関谷はやと

***********************

愛媛・松山のレンタカー・車検整備・板金・塗装なら
三栄自動車!
TEL:089-972-1082 受付時間 9:00-19:00
(祝祭日は9:00-17:00/但しサービス工場は休業)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です