50cc原付バイクはどうなるんだ!? 

From:関谷はやと


このメルマガでは、ここ数回、
車(4輪車)の話題から少し離れて
バイクの電動化についてお話ししましたが、

立ち乗りスタイルで運転する
電動キックボードやエンジンの代わりに
電気モーターを搭載した電動バイクなど
色々と調べているうちに気付いたのは、

排気量50ccエンジンを載せた
原付バイクの置かれた状況が
どことなく車(4輪のエンジン車)と
似ているなあ、ということです。

それは2輪の原付バイクと
4輪のエンジン車そのどちらもが、
近い将来、特にヨーロッパやアメリカ、
日本の一部都市では政策として
『販売できなくなる』
もしくは『乗り入れ禁止』という方針が
すでに決まっているからです・・

そのための代替え手段として、
車(4輪のエンジン車)はEVに、
2輪(エンジンで走る原付バイク)は、
電動バイクや電動キックボードに
置き換わろうとしているんでしょう・・

ただ2輪車においても、
エンジンから電動化するためには、
1回の充電でどの程度の距離を走れるのか?
という航続距離の問題に加え、

大容量のバッテリーが、
車体価格に上乗せされてしまうため、
エンジン車と比べて高額になってしまう。
この辺は4輪のEVと同じ課題があります。

ちなみに4輪EVの場合には、
もう一つ大きな課題があって・・
それが『経路充電』と呼ばれるもので、
出発地点から目的地にたどり着くまでの間
その途中に必要な公共の充電施設が
まだまだ足りていないという現状です。

そのため、
この課題を埋める当面の策として
エンジン車とEV両方のメリットを活かした
PHVが注目されています。
(プラグイン・ハイブリッド車)

あなたも知っている通りPHVは、
電気コードを接続して充電することができる
ハイブリッド車(HV)のことです。

ただ当面の策とはいえ、
EV向けの公共の充電施設が不足している
現時点でPHVは最も有効な車じゃないかと、
個人的には思っています。

ところで2輪車でPHVに相当するのは、
一体どんな乗り物なんでしょうか・・?

一番最初に思いついたのは、
人の足でペダルをこいで走る自転車に
充電式バッテリーと電気モーターを搭載した
『電動アシスト付き自転車』です。

この点、乗り物の側から人を見れば、
人間の身体も立派な動力になる、
ということでしょうか・・(笑)

ただ、あくまで従来の自転車を
電動で『アシスト』するのが目的なので、
どんな状況でも電動アシストする力が
人力を超えてはならないという前提なので、

体力的な理由で
自転車に乗れないユーザーのことを考えると、
さすがに原付バイクの代わりになる、
とまでは言えません。

関谷はやと

 
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