この季節によくある質問　

From：関谷はやと

僕が住んでいる愛媛県では、
一気に真冬に突入したような冷え込みとなり、
昼間でも最高気温が５〜６度までしか上がらず、
山間部ではすでに積雪、平野部でも雪が降るかも・・
みたいな天候となっています。

先日、ニュース番組の天気予報を見ていたら、
気象予報士の方が解説していましたが、
この現象は『西高東低型』と呼ばれ、
大陸の上空にある冷たい高気圧が、
太平洋側にある低気圧へと流れ込む際に
西日本を通過すために起こるそうです。

そんなこともあって、
三栄自動車でも先週末あたりから
冬用タイヤへの入れ替えで入庫する車が増え、
ありがたいことに
年末まではこの調子が続きそうです。

ところで、
以前にもお話したことがありますが、
冬用タイヤの機能というのは、
何も雪が降った時だけに
効果を発揮する訳じゃなく、

雪は降ってなくても路面が凍結している、
あるいは、凍結する前の冷えた状態でも
安定走行ができるようにタイヤの表面が
路面上の水分を吸収する構造になっています。

その効果を例えてみると、
雨の中を溝が無い靴底で歩くと滑りやすく、
溝が刻まれた靴だと滑りにくい・・
みたいな違いです。

結果的に車が加速したり
ブレーキを掛けたりハンドル操作した際の
安定性へとつながっているんですね。

とはいえ、冬用タイヤって、
装着しておくのに越したことはないんですが、
それなりに費用がかかることなので、

安心なのは分かるけど・・
ほとんど雪が積もることのない松山で、
本当に冬用タイヤまで必要なのか？
という質問をされるケースが結構あります。

そこで予算を抑えながらも、
冬場の道路を安心して走りたい・・

そういったユーザーには、
今装着している夏用タイヤの
残溝をチェックし場合によっては
新しい夏用タイヤに交換することで、
せめて残り溝だけは確保しておきませんか？
という提案をしてます。

さきほど例に挙げたように、
溝の無い靴底だと、
路面がちょっと濡れているだけでも
滑りやすいのと同じで、
タイヤもスリップしやすくなりますからね。

関谷はやと

 
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