最新モデルはエンジン車のみ！？　

From：関谷はやと

アメリカで１１０年以上の歴史がある
デトロイト・モーターショーが今週
コロナ禍を経て３年ぶりに開催されました。

ちなみにアメリカには、
ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）
フォード、クライスラーといった
『ビッグ３（スリー）』と呼ばれる
世界的規模の自動車メーカーがあります。

また近年ではビッグ３に加えて、
販売台数こそ及ばないものの、
企業の株価時価総額では引けを取らない
ＥＶメーカー『テスラ』の存在もありますが、
どうやら今回は出展していないようです・・

というのが、
いくらテスラのことを調べても
日本のメディアから情報が出ていないので、
『あれ、おかしいな・・』と思って
海外メディアの情報を
翻訳ソフトで調べてみたんですね。

それによるとテスラは、
今回ＥＶは展示していないものの、
何か別の製品を展示しているそうです。

話を戻します。

今回の特徴は何といっても、
これらビッグ３が、３年前には
ほとんどラインアップしてなかった
ＥＶを中心に展示していたことと、

ドローンに人が乗るようなイメージの
『空飛ぶクルマ』が展示されるだけじゃなく、
実演されていたことです。

いっぽう、
こうした電動化の中で印象的だったのは、
アメリカを代表するスポーツカー、
フォード『マスタング（ムスタング）』の
最新モデルが世界初公開されていたんですけど、

初代から数えて７代目となるマスタングは、
排気量２３００ｃｃのターボエンジンと
５０００ｃｃの自然吸気エンジンのみ、
というラインナップだったんですね。

すると気になるのが、、
『ＥＶのラインナップは無いのか！？』
なんですけど・・

現時点ではＳＵＶタイプの
『マスタング　マッハｅ』が
販売されているだけで、

純粋な２ドアスポーツカーには、
ＥＶがラインナップされてないんです。

まあ、開発はしてるけど、
あえて発表時期をずらしている、
みたいに、もしかすると、
販売戦略上の理由なのかも知れませんが・・

ただ僕も、この手のスポーツカーを
お客さんから預かって運転することが
時々あるんですけど、

エンジン出力が
必要十分以上にあるスポーツカーで
実際に街中を走っていると・・
燃費がどうだとか、エンジン音が大きい、
なんてことを気にしながら運転するより、

車に乗って走ること自体を、
もっと純粋に楽しみたくなるんですよね。

たぶん、
僕ら世代の人にとってはエンジン車の感覚が、
元々身体に染みついているからなんだと・・

もしフォードが、
その点を理解した上で、今回エンジン車しか
ラインナップしていないとすれば、
それはそれで見事な販売戦略だと思います。

関谷はやと

 
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