最近のタクシーあるある・・な話　

From：関谷はやと

インターネットのバラエティ欄に、
あるコメディアンの方が仕事で京都を訪れ、
その際の移動でタクシーに乗車したところ、
運転していたのが、たまたま
高齢者ドライバーさんだったこともあり、
ドライバーさんを気遣って、
『（目的地の）住所まで言わなくていいですか？』
と、何度か問い掛けたそうです・・

ところが、このドライバーさんは、
『この辺（の道）は全部分かります〜』
と答えた上、頼んでもないのに
街の歴史を勝手に語り始めたり・・

結局、道を知らないと感じたので、
目的地までの住所を伝えても、
タクシーに備え付けのカーナビが操作できず、
挙句、虫眼鏡を使って地図で探すものの、
開いているページがまるで違う場所・・

といったその時の様子を（飲食店で）
『注文したメニューが全部違ってた気分』
と表現しながら怒りの心境を語っていましたが、

まあ、コメディアンだけに『話のネタ』になれば、
それはそれでＯＫじゃないかと・・（笑）

実際に僕も似たような経験があり、
半年ほど前、出張で東京を訪れた際、
宿泊していたホテルから目的地に向かうため、
タクシーに乗ったんですけど、その時の目的地が、
７〜８キロ離れた場所だったこともあり、

全然知らない道じゃなかったものの
ベテランっぽい印象のドライバーさんは、
念のためカーナビに入力した画面を頼りに、
タクシーを走らせていました。

ところが、目的地に近づいた辺りで、
ドライバーさんは曲がるはずの交差点を
うっかり直進してしまったんですね・・

たしかに、
東京の道路や建物は密集しているので、
タクシードライバーとはいえ、
全ての乗客の要望に応えられるほど、
最適なルートを覚えてる訳じゃないのは、
僕自身よく分かっているつもりです。

なので、
カーナビの再検索に従って走り直すか、
曲がり損なった場所まで戻ればいいのに・・

ここでタクシードライバーの性分が出たのか、
頭の中でルートの再検索を始めたんですよ。

ただ、さっき曲がり損ねた時点で、
もう頭の中のルートが正確じゃないのは、
十分証明されています。案の定、
『あれ！？この道じゃなかったかな〜』

入り組んだ道を運転するドライバーさんの
こんな独り言を聞くたび不安になりながらも、、

予定まで十分に時間があった僕は
『時間は大丈夫ですから』と伝え、
そうこうしてるうちに何とか到着しました。
この時、たしか時間にして、
１０分ほど余計に走ってたと思います・・

支払いの際、ドライバーさんが、
『申し訳ないので千円引いておきますね』
僕としては予定時刻前に到着してるので、
別に値引きしてもらう必要も無かったんですけど、

タクシードライバーとしてのプライドを尊重して
その申し出を受けることにしました。

プライドが邪魔をしたせいで、
結局は回り道となってしまった・・

その道のベテランになればなるほど、
起こりやすいケースなので気を付けなきゃと、
改めて感じましたね〜

関谷はやと

 
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