盗られた苺（いちご）・・　

From：関谷はやと

三栄自動車の工場がある場所から、
ちょうど道路向かいに僕の従兄が作っている
広さ３０坪ほどの畑があるんですけど・・

今朝、たまたま、その従兄と会ったので、
あいさつを兼ねた世間話を始めたところ、、

『植えてた苺が無くなってたんだよ（泣）』
と、何ともショッキングな発言・・

ちなみに、その畑には、
家庭菜園ほどの規模ながら、
季節ごとの野菜を年間通じて植えているため、
ほぼ毎日、欠かさず手入れに来ています。

そして今朝無くなった苺は、
道路から一番近い場所に作った畦（うね）のうち
ほんの１メートルほどのスペースに
苗を数本植えた程度の状態でした。

そして、
イチゴの実がようやく色付いたので、
畑のすぐ隣に住んでいる甥っ子家族に
獲らせてあげようと思って、
前日には苺の様子を確認した矢先のこと・・

道すがら、僕も毎日その畑を見ているので、
件のイチゴも、そろそろ食べられるかな〜
なんて思ってた所だったので、

話を聞いた瞬間に、
その畑で何が起こったのか分かりましたよ。

『苺といっても、せいぜい１０個かそこら、
買ったこところで大した金額でもないのに・・
わざわざ盗っていく人がいるんだよね〜』

と同時に、
『金額が大きかろうが小さかろうが、
盗みには変わりないんだから・・』

そう話す従兄の表情は、
苺を育てるために掛けた手間と時間を
台無しにされて何とも残念そうでした。

たしかに、この世に流通している品物って、
何も苦労せず一瞬で出来上がるものなど、
何一つ無くて・・

仮に機械などを使って姿だけは、
一瞬で作れる状態になっていたとしても、
原材料から品物になるまでには、
多くの手間や時間が掛かってるはずですし、

今回のような苺、農作物の場合は、
土台づくりから植え付け、水や肥料を与えるまで、
作り手が手間と時間を掛けたからこそ育つもので、

それを、
売られている苺の金額だけを見て、
『誰も見てないし、ちょっとくらいなら・・』
みたいに、事の大小を自分勝手に決めつけて、
盗って行くのは絶対にダメだと思います。

関谷はやと
 
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