今年のル・マン２４時間レース　

From：関谷はやと

先週末、
フランスで伝統的な自動車耐久レース
『ル・マン２４時間レース』が開催されました。

ちなみに、このレースは文字通り
２４時間ぶっ通しで走り続けるレースで、
１台の車を３人のドライバーが交代しながら
運転することになります・・

そのため安全面の観点から、
１年のうちで最も日照時間が長くなる
『夏至（げし）』の時期に開催することで、
陽が差す時間帯をなるべく長く走れるように
設定しているんですよ。

ところで、肝心なレース結果はというと、
最も性能が高い『ハイパーカークラス』で、
後輪がエンジン、前輪をモーターで駆動する
ハイブリッド車でエントリーしたトヨタが、
１位と２位を獲得し、５連覇を達成しました。

また３位を４位を獲得したのが、
元映画監督の『グリッケンハウス氏』が率いる
レーシングチームのハイパーカーだったんですが、
こちらはエンジンのみの後輪駆動です。

あとハイパーカークラスでエントリーしたのが、
フランス、ルノーの子会社『アルピーヌ』のみ・・

つまり、
トヨタとアルピーヌ以外の自動車メーカーは、
このクラスでエントリーしてなかったんですね。

まあ、ハイブリッド車で世界を圧倒する
トヨタという巨大自動車メーカーと比べれば、
レース専門といっても
プライベートに近いチームなので、
マシンにかける開発費や技術力、人数など、
なんだかんだ言っても比較にはなりません。

その点からすると、
２位と５周差で３位につけたグリッケンハウスは、
かなりの健闘じゃないかと思います。

今年のル・マン２４時間レースは、
そんな感じだったので、トヨタのマシンが、
どれだけ周回を重ねることが出来るか？
ある意味、
完成度を確認するレースだったような印象です。

ただ、現時点での噂レベルですが、、
来年のル・マンには、
イタリアのフェラーリやアメリカ、
ＧＭ（ゼネラルモーターズ）のブランド
キャデラックのほか、
かつて常勝チームと言われた
ドイツのポルシェといった強豪チームが、
続々エントリーするかも知れないとのことなので、
良い意味での緊迫感が生まれそうです。

関谷はやと

 
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