ＥＶ用電池の性能を決める○○　

From：関谷はやと

前回のメルマガで、
エンジン車の燃料であるガソリンには、
『オクタン価』と呼ばれる性能に合わせて、
レギュラーとハイオク（ハイ・オクタン）が
設定されているお話をしました。

またエンジンというのは、
ガソリンと空気の混合気を圧縮したものに
点火して燃焼（エンジン内部で爆発）
させることで動力を発しているため混合気は、
なるべく高く圧縮してから点火する方が、
エンジンはより力強い動力を発します。

そのために必要なガソリンの性能を
数値で示したのが『オクタン価』で、
レギュラーよりもハイオクの方が、
その数値が高く、結果として燃費性能や
高い出力を得ることが出来るんですね〜

ところで、、
いま世界中でエンジン車からＥＶへと、
主流が移り変わろうとしている中で、
ＥＶの動力源である電池（電気）にも
実はガソリンのオクタン価と同じように、
性能を数値で示したものがあるんですよ。

それが、
『エネルギー密度』と呼ばれる数値で、
ＥＶに使われている電池の
大きさ（体積、容量）や重量に対して、
どれだけの電気を蓄えることが出来るか？
を示しています。

もちろん、より小さくて軽い電池に
たくさんの電気を蓄えられるのが理想的で、
それによりＥＶ自体を軽くでき、
航続距離も伸ばしやすくなりますし、
より力強く走るＥＶを作ることが来ます。

そして、
エネルギー密度という性能のカギとなるのが、
電池に使われる素材なんですね〜

その中でも代表的なのが、
『リチウム』と呼ばれる超軽量金属で、
スマートフォンやノートパソコンが
現在のように薄く軽くなったのも、
リチウム（リチウムイオン電池）のおかげです。

ただ、その上でリチウムへの需要が
ＥＶ用の電池として、さらに加わったことで、
リチウムの生産量と価格は、
ちょうど、テスラが『モデル３』という
普及モデルを発表した２０１６年頃を契機に、
７倍以上にまで上昇しているんですよ！（驚）

ちなみに、
現在リチウムの主要生産国はオーストラリアで、
世界全体のおよそ８割を占めています。

関谷はやと

 
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