自動車メーカーがEVにシフトする理由 

From:関谷はやと


いつもあなたに読んでもらっている
このメルマガで、
ここ最近、僕がよく話題にしている
EV(電気自動車)なんですけど、
現在では世界中の自動車メーカーが、
これまでのエンジン車に取って代わる
次世代の車として位置付けています。

そうなった理由の一つに、
エンジン車から排出される『排気ガス』を
環境に影響を及ぼしにくいレベルにまで
クリーンにするには技術面でのハードルが高く、

それが、
開発コストを押し上げる要因になるため、
ビジネス的に見ると割が合わない・・
そう自動車メーカーが判断したこともあります。

まあ、他社より速い車を作るとか、
よりパワフルな車を作るという目的だけなら、
どの自動車メーカーもエンジン車から、
EVへとシフトすることは無かったはず、
なんですよね・・

そのくらいエンジン車の排気ガスを
クリーンにするのは難しい技術だといえ、
今では日本の自動車メーカーだけが、
エンジンの開発に力を入れているような印象です。

そこで今回は、世界中の自動車メーカーが、
EVへとシフトするきっかけとなった、
エンジン(ガソリン車)についてお話しします。

まずエンジン車の燃料となるガソリンは、、
石油を燃えやすいように加工してガソリンを作り、
そのガソリンをエンジン内部で燃やすためには
酸素(空気)と火元になるものが必要で、

空気は僕たちの周囲にあるものを使い、
火元は電気をスパークさせて火花を得ています。

次に、
どうやってエンジンが動いてるかというと、
ガソリンと空気を混合させた気体(混合気)を
エンジン内部に吸い込み、より高い出力を得るため、
混合気を燃やす前にピストンで圧縮します。

そして圧縮した混合気に火花を点けると、
混合気が燃え、その勢いでエンジン内部の
ピストンが押し下げられる力を利用することで、
エンジンが回転しています。

こんな感じで、
文章にするとメチャクチャ複雑になりますが・・

ちなみに、エンジン内部で
1グラムのガソリンを燃やすのに必要な空気は、
およそ15グラムで、体積は約12リットルです。
(12リットル=12,000cc)

ということは、
排気量1200ccのコンパクトカーだと、
エンジンの内部で1回燃えるたびに、
ガソリン0.1グラム、空気1.5グラムが
消費されていることになります。

これを、
たったコンマ1秒の間に行っているのが
自動車のエンジンなんですね〜

その上で排気ガスをクリーンに保つとなると・・
とんでもなく緻密で高度な技術が必要となるので、
そりゃあ誰だってEVにシフトしたくなります。

関谷はやと

 
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