（どうなってるの！？）コロナと日本経済のつながり　

From：関谷はやと

人口およそ２５００万人を誇る
中国の巨大都市上海（シャンハイ）では、
コロナウィルス感染拡大防止のため、

いま現在も大規模なロックダウン
（都市封鎖）が行われていて、
そのため上海にある自動車メーカーや
部品メーカーでは生産が停滞しています・・

さらに、その影響は日本国内にある
自動車メーカーにも及んでいて、

これで、東南アジアを中心に広がった
世界的な半導体不足や
ロシアとウクライナの紛争が契機で、
ドルを買い支える動きとなった反動による
円安の影響で石油や石油製品をはじめとする
輸入品の値上がりも加わり、

今度は、自動車そのものが作れない、
という状態になってしまいました。

そのせいで、
三栄自動車でも、今年の年明けに
お客さんから受注をいただいた際には、
このＧＷまでには何とか納車できるかも・・
そう見込んでいた納期が、
さらに延びているんですよね〜（泣）

こんな感じで２年前に端を発した
新型コロナウィルスによる経済へのダメージは、
収まることなく今でも続いているんですよ。

ところが、、
こうした悪い影響ばかりじゃなく、
『禍（わざわい）転じて福となす』
という『ことわざ』を地でいくように、

世界的な不足とされる半導体に至っては、
これまで海外に生産拠点を移していたものが、
再び日本で作られようとしています。

しかも、さっきお話しした円安というのは、
国際取引の基軸通貨であるドルに対して、
円がいくらなのか？という見方なので、

仮に、これまでの収入が
１ドルに対し１００円だったとすると、
今だと約１３０円に換算されるため、

日本で作った製品を輸出する場合には
その分の差額（為替差益）が発生して、
工業製品の輸出が主力産業の日本にとって、
国際競争力という点では有利になるんですね。

ただ、、その反面、
ガソリンや食料品に代表されるように
海外からの輸入に頼っている物品は、
逆に割高となってしまうので、
僕たちの暮らしに直接影響するものは、
すべて値上がり一方となっていて・・

この値上がりを、さっきお話しした
主力産業の働きでカバーできるかどうか？
今がちょうど、その瀬戸際となっています。

関谷はやと

 
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